「株式会社フジワーク」は主にITエンジニアの客先常駐や受託業務を専門とした、創業40年と言う長い歴史を持つ有名企業です。
業績も好調で問題なく思えますが、実際にはフジワークを辞めたいという人はそれなりにいるようです。
このページをご覧になっているのは「フジワークに勤めている方」や、「これからフジワークに入社しようか迷っている」という方が多いかと思います。
結論から言いますと、「早々に転職をしたほうが良い」と言わざるを得ません。
実際、ご覧になっている皆さん自身が一番、気がついているのではないでしょうか?
「給料が安過ぎて生活することすら厳しい。どうしたら給料が上がるんだ。」
「いまいち、どう評価されているのか分からない。常駐先の働きぶりは会社に伝わっているのか?」
「もっとステップアップしたいのに、なんで会社は教育やスキルアップに関心がないんだ。」
フジワークを含め、客先常駐型のエンジニア派遣企業を避けるべき理由は3点ありますが、それらは後の本文にてお話しします。
まず最も伝えたい、転職活動を始める際の重要なポイントは、エンジニアの転職活動では「エンジニアの転職を専門とする転職エージェント」を活用することです。
特に、機電系エンジニアの製造業・メーカー企業への転職を専門に扱っている「メイテックネクスト」と、ソフト・ITインフラ・Webエンジニアの転職に特化した「マイナビITエージェント」。
この2社は、エンジニア職の転職活動では必ず登録すべきエージェントです。
頻繁にテレビCMが放送されている「リクルートNEXT」「doda」と言った転職サイトが信頼できそうに思いがちです。
が、大手の総合エージェントはアドバイザーの技術知識が不足していることため、「とりあえず採用人数が多く内定が出やすいエンジニア派遣会社・受託企業」を紹介されるケースが多いのです。
結果的に大手転職サイトを利用して転職しても、今と同じ「キャリアアップに繋がらない仕事」で、しかも「安い給料で使い潰されてしまう」ことに繋がりかねません。
これでは転職する意味がありません。
ですから、このようなミスマッチ転職を防ぐためにも、
エンジニア職を熟知したアドバイザーが多く在籍する「メイテックネクスト」や「マイナビITエージェント」のような、技術職・エンジニア向けに特化した転職エージェントを活用することが大事です。
例年2〜3月末というのは、転職活動を開始する絶好のタイミングです。
どの企業も年度末の3月末に向けて退職者が増加する傾向があり、新しい期がスタートする4〜6月入社での中途採用に奔走することになります。
また、今年は2019年までと比較すれば採用ペースが落ちているのは事実なのですが、エンジニア職の求人倍率は未だに5〜7倍を維持しています。他の職種より遥かに転職しやすい市況感なのです。
みなさん自身の転職活動期間や退職日までの引き継ぎを考えると、「4〜6月入社を目標として、これから1〜2ヶ月の期間で転職活動をする」いうのは、切りがよく現実的なラインではないでしょうか。
「景気が悪いと思われているせいか、求人への応募が激減している。採用人数が充足せず、業界全体でひどい人手不足だからなんとかして欲しい。」
とのことでした。
◆メーカー転職案件に強い「メイテックネクスト」

- メーカー企業の技術職・エンジニアの中途採用が専門
- 機械・電気・化学等の製造分野だけでなく、メーカーでもソフト・ITインフラの求人が増加
- 大手エージェントより、親身で丁寧な対応のアドバイザーが多い
- IT・Web業界のエンジニア・クリエイターを専門とするエージェント
- 技術トレンドの変化を早期にキャッチしており、的確なキャリアアドバイスが得られる
- 「大手からスタートアップ」「SierからWeb」「派遣・SESから正社員」と言った、キャリアチェンジでのサポート実績が豊富
※マイナビITエージェントはエンジニア実務経験のある方が対象です。また、求人企業の性質上、関東・関西・名古屋といった都市部での転職サポートを専門としています。
フジワークとはどんな会社?

株式会社フジワークは、自社エンジニアの客先常駐・人材派遣やソフト開発の業務請負を柱とする独立系エンジニアリング企業の1社です。
創業40年、社員数3500名と歴史と規模を両立した企業であり、主に東京・大阪エリアでの業務が中心となります。

フジワークは”エンジニア未経験者”の採用はしていないものの、第二新卒ならOKとしていることをはじめ、同社の元社員の評判の中には「社員を守ろうとしてくれる風土がある」と言う声もあります。
長い歴史を持ちつつ徐々に社員数を延ばしていけている理由は、勤めやすさそのものにあるように思えます。
ですが、実際にはフジワークを辞めたいと考える方もそれなりにいるようです。
今回はフジワークのエンジニア職について検証していきます。
派遣と言っても、エンジニア派遣の多くは「エンジニア社員が派遣元に正社員として雇用されている」形態となっています。
一般的に派遣というと「派遣会社に登録して一時的に派遣される」というイメージが強いと思います。エンジニア派遣にも登録型のパターンは存在します。
フジワークは全員正社員として雇用され、その上でメーカー等の派遣先へ派遣されているという図式です。
フジワークを辞めたい理由は?
社員を大事にしてくれる大手企業なのに、なぜフジワークを辞めたいと考える人が多くいるのか?
3500名もの社員がいるのは選ばれてる証拠なのではないのか?
今回、なぜフジワークを辞めたいと考えてしまうのか、直近3年以内に転職した31人の元フォーラム社員にWEBアンケートを行い、データを読み解いていきました。
確かにちょっとかわいそうな感じはあります。
フジワークを辞めたい・退職したい理由。3つのポイント。
実際にフジワークを退職・転職した元社員61名を対象にWEBアンケートを実施したところ、フジワークを退職したいと思った理由は以下の3つに集約されました。
- とにかく給料が安い。ほとんど昇給もなく、生活がきついレベル。
- 景気が良くなってきて、メーカー企業の正社員採用で内定が貰えたから。
それぞれ細かく見ていきましょう。
なお、派遣エンジニアを辞め転職すべきか迷っているという方には「派遣エンジニアの辞め時は?タイミングと考え方、キャリアプランを解説。」のページで、現在のエンジニアの転職市場、派遣エンジニアをやみくもに続けてしまうことのデメリット、そしてやめ時について解説しています。

退職したい理由① とにかく給料が安い。
フジワークを辞めたいと思う筆頭の理由としてほとんど全員が語ってくれたのが、
「とにかく給料が安い」
「賞与もほとんどない」
フジワークの中途採用ページを見ると、目安となるモデル年収が明記されています。
その中には、
「●●案件では年収250万円〜700万円」
という記載で派遣先プロジェクトの契約条件に関する紹介がありました。
恐らくですが、
- 新卒・未経験クラスで年収250万円ほど
- 経験15年程度の中堅〜ベテランクラスで年収700万円ほどが上限値
と解釈して良いかと思います。
しかし、実際にフジワーク元社員の方のコメントを見てみますと、辞めたい理由の上位に「給料が非常に低い」というコメントが多く並んでいました。
10年在籍したものの、この10年で月収15,000円程しか昇給していない。派遣先に対して恩を感じていたので10年間、我慢してきた。
自分から派遣先にPRして2度も時給アップしてもらえたのに、自分の給料には反映してもらえなかった。このことがきっかけで退職を決意した。
新卒から8年になるがほとんど昇給がなく基本給が変わらない。また、もらえないと言うことはないものの賞与も非常に少ない。
さらには責任のある立場になっても、自分から言わないと昇給しませんし、微妙な額の昇給です。
各種手当てはそれなりに充実しており退職金も貰えるが、やはり基本給の少なさが痛い。
給料と昇給が少なすぎることが一番の不満です。
同僚でも給料が不満で派遣先には文句がないと言う社員だと、派遣先にPRして引き抜いてもらうような人もいます。
年収に関する評判とデータを見ていきますと、フジワークの年収は同業他社と比較して確かに低いです。
特に若手層の「250〜300万円程度」と言う評判・クチコミの多さには驚きました。
同じエンジニア派遣会社で年収を比較しますと、業界最古参であるメイテックが最も高水準の給与のようですが、メイテックとは明確な差があります。
さらに、その他の大手・中堅クラスを見ても、もう少し高水準の給与が支払われていることが多いです。
辞めたい理由② 景気が良くなってきて、メーカーへの転職が決まったから。
ここ2年ほど、フジワーク以外の会社でもよく聞くのが「客先常駐ではないプロパー採用で転職が決まった」というものです。
辞めたい理由自体は給料が低い、希望が聞いてもらえない、派遣という立場に不満、などなどあるわけですが、
思い切って転職活動をしてみたら、想像以上に企業から声を掛けてもらえたというケースが増加してきています。
自分が思っている市場価値と世間の市場価値は乖離があることが多いです。
自分はホワイトSES時代、特に仕事ができるキャラじゃなかったけど、GMOに転職できています。
キャリアアップしたい方は転職エージェント等を活用して客観的な市場価値を知ってみると、選択肢が広がることもありオススメです。
— くろかわこうへい@渋谷で働いてたクラウドエンジニア (@AwsskillC) February 1, 2021
実際、ここ5年ほどは景気が良くなる一方であり、IT企業、メーカー企業とも業績は非常にいい状態です。
景気がいい時というのは開発プロジェクト数が増加したり、新規事業への投資のために社員数増強を図ることが多いので、求人数は明らかに増加します。
このようなタイミングは、募集する企業側としても選考ハードルを下げる傾向にあるため、転職が比較的容易になります。
フジワークを始めとする客先常駐型のエンジニア派遣会社から転職する場合、転職支援アドバイザーの在籍する転職サイト(エージェント)を利用することをお勧めします。
例年2〜3月というのは、転職活動を開始する絶好のタイミングです。
なぜなら、どの企業も年度末の3月に退職が増える傾向にあり、穴埋めのための中途採用募集が増加するからです。
各社とも穴埋めということもあり定数が決まっているので、転職活動スタートが早いほど地域や業種といった選択肢の幅を広く取ることができます。
フジワークの派遣先からの引き抜き話は本当にある?
フジワークへの入社面接時、採用担当者や面接官から、
「派遣先の企業側から”〇〇さんを中途採用で迎え入れたい”と言う声がかかることもある」
と説明されている方が多いようです。引き抜きのようなものです。
実際そのような引き抜き話はあるのかと言いますと、業界全体ではよくある話です。
派遣エンジニアとして派遣先で働くうちに高評価が得られ、あまり外注業者には任せたくないようなコア業務を任せたいとなると、このような声かけを頂けることが多いです。
引き抜き、と言うとちょっと人聞きが悪い感じがしますが、派遣会社側としてそれをOKとしているケースと、そうでないケースがあります。
- 派遣会社として引き抜き(転籍)をOKとしている場合、想定される年収のいくらかを料金としてもらうことでWin-Winにしているケース。
- 派遣会社としては引き抜き(転籍)をOKしておらず、無理に引き抜くと会社間の関係決裂に発展しかねないケース。
フジワークが面接の場で「派遣先のメーカーから声が掛かるよ」と言っているのだとすれば、公にOKしているためパターン1とみて良いでしょう。
ただし、どうも派遣先に転職したと言うアンケート回答が相当に少ないのが気になります。
1年間にどの程度の人数が派遣先から声がかかり、転職が実現しているのかちょっと疑問です。
なお、フジワークの他にも、アウトソーシングテクノロジーやアルトナー、VSNといったエンジニア派遣会社も、紹介料としてサービス料金を頂くことで引き抜きしても良いと言うサービスをやっています。
フジワークを退職したい人へのアドバイス
あなたがフジワークを退職したい理由に近い方のコメントはありましたでしょうか。
冒頭の「フジワークを退職したいと思う3つの理由」でもお伝えした通り、フジワークの元社員の方が退職を考えた理由としては「給料が低い」と言うことが挙げられます。
また、実際に景気がいいことから転職活動が上手くいきそうだと言うことを察知して、見事成功したと言うケースも多々あります。
もし転職してもいいなと思われるのであれば、現状は転職には悪くないタイミングです。
- 募集数が多い割に、転職希望者が不足している。
- 過去に採用できていたレベル・経験のあるエンジニアが採用できないため、選考ハードルを大きく下げている。
- 採用人数を増加させるために、前職より良い給与を提示するような方針をとっている。

世間では2020年に入り景況感の悪化が叫ばれていますが、直近数ヶ月での職種別の求人倍率を見てみると「技術系・エンジニア」の求人倍率は高倍率のままなのです。
上記の表を見ると右表最上段の「全体」は1.65倍に留まりますが、技術系は電気・機械系は2.65倍、IT系は6.64倍と圧倒的な差があることが分かります。
管理人・田牧の考える「エンジニア向け」オススメの転職方法
転職活動を始めるにあたり、新卒の頃と同じようにリストから自分で選んで応募!なんてやっていると途方も無い作業ですし、結局今と同じような後悔に苛まれかねません。
転職における企業選びでは、「転職エージェント」に登録して、エージェントのキャリアアドバイザーの方に転職先の相談をしてみるのがお勧めです。
(要は大学の就職課にいる相談員の、ガチなプロだと思えばOK。)
自分のスキル・経験・年齢などの条件から、どんなキャリアを歩むべきか、どうすれば実現できるかをアドバイスしてもらうことができ、
実際に応募したら採用される可能性がある求人募集中の企業を複数紹介してもらえます。
管理人・田牧の1度目の転職は「リクルートエージェント」を利用。
私が25歳の夏、初めての転職ではリクルートエージェントに登録しました。(当時は単なる求人サイトであるリクルートNEXTと勘違いしていた。)

身寄りのない土地で誰にも相談できず、藁をも掴むつもりでリクルートエージェントに登録・相談しましたが、結果としてこれは正解でした。
担当してくれたのは40歳くらいの女性アドバイザー。
姐さんって感じの頼れる系で、25歳くらいまでの第二新卒を担当しているとのことで、ピッタリだな〜と思った記憶があります。
「それ、世間ではパワハラだからね。当たり前だと思ったらダメだよ。」
と、グジグジ言ってた僕にビシッと言ってくれた救世主です。
リクルートエージェントは若手エンジニアだった自分にはとてもマッチしていました、が、2度目の転職で経験を積んだ自分は別エージェントである「メイテックネクスト」に相談して転職しました。
経験を積んだ30歳、2度目の転職は「メイテックネクスト」へ。
無事に転職先のエンジニア派遣会社で経験を積んだ僕は、
「ある特定分野の技術を活かした仕事に就き、さらに給料もアップさせたい」
と言う欲求を持っていました。
この時もリクルートエージェントには相談しに行ったのですが、理系出身ではないアドバイザーには話がイマイチ通じていなかったのか「募集がない」と。
そんなわけないだろ!と言う確信があって不満げにしていたところ、そのアドバイザーから紹介されたのが「エンジニア専門の転職エージェント」でした。
そこで調べたところ、専門エージェントの中でダントツ人気と言うのが「メイテックネクスト」でした。

メイテックネクストは電話面談で「どうかな?」と思ったのですが、自分と同じ、元・組み込み系エンジニアのアドバイザーが担当してくれたので話はスイスイ進みました。
結果、やっぱりあったんですよね。希望の職種の募集が!
「田牧さんの●●の経験は、こう押すと相手に刺さるからね。」と納得のアドバイス。
専門エージェントと言うだけあって、このメイテックネクストの配慮は非常にありがたかったですね。
更に、今の好景気による中途募集の増加はオリンピック前までだと思われるので、情報収拾目的であっても今すぐ転職の行動を起こす決断を勧めます!
自分に自信が持てず転職に不安だと言う人は、キャリアカウンセリングに行こう。
辛い状況では視野が狭くなってしまうもので、データがどうとか、向き不向きがどうとかという話が受け入れられなくなりがちです。
私にも、転職先で成果が上げられず追い詰められ、「自宅近くの町工場で組み立て作業の求人があったから応募しようか迷っている」とまで悩んでいた友人がいます。
追い詰められていると、知らず知らずのうちに極端で、危険な選択肢も考えてしまうもの。
もし皆さんが、今後の自分の人生や働き方に自信が持てない、不安で仕方ない、辛いという状況なのであれば、一度「キャリアカウンセリング」を受けてはいかがでしょうか。
キャリアカウンセリングはその名の通り、今後のキャリア・仕事選びについて、専門のアドバイザーに相談するということです。
これまで「キャリアに関する相談カウンセリング」というのは、ベテランビジネスマンのような方が主観的な経験則をもとに行っているケースが主流でした。
最近ではキャリア相談サービスを本格的な事業とする企業が出てきており、利用者への寄り添い方や、利用者の本当の願望や強みを見つけ出すカウンセリング・コーチング手法から絶大な人気を得ているサービスもあります。
例えば人気のサービスの代表格としては、「ポジウィルキャリア」というサービスがあります。

こういったキャリアカウンセリングは単なる相談だけでは終わらず、”ライ○ップ”のごとく「仕事・キャリアに関するプロのトレーナー」が、あなたのキャリアについて数ヶ月間にわたり寄り添い、導き、二人三脚で将来を考えてくれるサービスです。
何よりこれらのカウンセリングでは、「利害関係がない、第三者によるアドバイスが得られる貴重な存在」であることがミソです。

例として紹介したポジウィルキャリアでは、初回のみお試しで1時間ほどのカウンセリングが受けられます。よかったら当サイト内の【「ポジウィルキャリア」の評判と妥当性をエンジニア目線で解説】のページを参考にしてみてくださいね。
