企業でのエンジニア採用支援と、エンジニア職専門のキャリアアドバイザーをしています。
「レバテックキャリアの口コミはいい評判ばかり出てきて胡散臭いな…」と、評判の本当のところについて気になっていませんか?
確かに『レバテックキャリア』の口コミをチェックすると、広告料目当てでオススメしているかのような非エンジニアが書いている記事が沢山出てきます。
実際に転職してきたエンジニア職の同僚や採用担当者に話を聞いたところ、レバテックキャリアは確かにいい転職エージェントではあるのですが、注意点もいくつか見つけられました。
『レバテックキャリアを利用する前に知っておくべき注意点』を知り、上手く活用すれば、無駄な時間やベクトル間違いをすることなく正しい転職活動が進められます。
これを読めば、レバテックキャリアの悪い評判とその真偽、また事前に知るべき注意点が分かります。
レバテックキャリア 公式サイト:
なお、レバテックキャリアに関するサービスの特徴と総評、競合サービスとの比較については『レバテックキャリアの評判の真実|口コミからメリット・デメリットを検証』のページにて詳しく解説しています。

1. レバテックキャリアの悪い評判まとめ
転職エージェント「レバテックキャリア」は、IT分野のエンジニア職に特化した転職エージェントです。

有名な大手転職エージェントと比較して、Webエンジニア、SE、ITインフラと言ったエンジニアの中途採用求人を多数取り扱っています。
Twitterや2ch(現5ch)ネットでレバテックキャリアの評判を調べると、悪い口コミがいろいろあったのでまとめて紹介します。
- 対応がしつこい
- 面接通過率が良くない
- 求人の紹介数が少なく、サポートが放置気味
悪い評判①「対応がしつこい」
転職活動をしていた頃、同時に登録していたいくつかの別の転職エージェントのうち、担当者ととても意気投合したエージェントがありました。
レバテックキャリアはたまたま電話が取れなかったのですが、(番号を調べたらレバテックだった)日を変え時間を変え、計5回はかけてきたと思います。
登録後に2週間も経過しているのだから、縁がなかったと察して欲しかったですね。
悪い評判②「面接通過率が良くない」
理由は「業務にマッチしたスキル・技術がない」とのことだったが、書類にも書いているしどうやって提案しているのかよく分からなかった。
悪い評判③「求人の紹介数が少なく、サポートが放置気味だった」
また、サポートと言えど、ありきたりで一般的なアドバイスを一言二言受けたのみ。
書類添削に関しては「いいと思います」の一言だけで、そのまま提出となり拍子抜けでした。
2. レバテックキャリアの悪い評判は本当?その理由は?
反対に良い評判も多数あるため、どういうことなのかを私なりに検証してみました。
上述の通りレバテックキャリアの評判をチェックしていったところ、
「転職サポートで放置された」
「対応がしつこい」
以上の2点を悪い理由に挙げる方が殆どでした。
評判の背景① 「サポートが放置気味」といわれる背景とは?
まず、「レバテックキャリアのサポートは放置気味だ」という口コミについてです。
リクルートやdodaのような総合型大手エージェントと比較すると、レバテックキャリアはエンジニア経験者の転職支援に特化していることが原因のようです。
レバテックキャリアでは未経験者向けの求人取り扱いがほとんどなく、エンジニア未経験者の転職支援に力を入れていないという背景があります。
これはレバテックキャリアのような「一つの業種の経験者転職に特化したエージェント」の宿命とも言えます。
つまり、専門特化型エージェントというのは求人紹介ができる求職者が限定されてしまうため、全ての登録者を支援できないという状況がしばしば起きてしまいます。
また、繁忙期である年度末の3月や、ボーナスを貰ってからの転職者が増加する7月・12月は対応が遅れる傾向があります。
実際に悪い評判だけでなくいい評判も多く見られ、 致し方なく登録者に優先順位をつけているのだろうと考えられます。
評判の背景② 「対応がしつこい」と言われる背景とは?
次に、「レバテックキャリアは対応がしつこい」という口コミについてです。
そもそも、転職エージェントは登録後に詳細確認の電話をしてくることが殆どです。
レバテックキャリアでもこうした電話を通して、サポートに必要な内容を確認したのちに求人を精査・提案するフローになっています。
- エンジニアとしての経験職種
- 経験年数
- 得意なプログラミング言語
- 転職後の希望職種
- 希望転職時期
こういった確認電話を「しつこい」というのが内容の多くを占めるのですが、電話をかけてきているアドバイザー社員側としてはこんなことを考えています。
- 応募者が間違いなく転職希望者本人であるかどうかを確認したい(実際に、いたずらや嫌がらせで他人が登録されていることがある)
- 求職者の状況や希望条件にマッチする求人が提案できそうか
- どのような条件に沿って紹介求人を洗い出すべきか
転職エージェント側では本人確認をし、求人提案をする前の事前情報を把握したいという実情があります。
結果として、登録者にとっては「しつこいな、めっちゃ電話かけてくる!」と思うくらい頻繁に電話してくるということです。
そもそも、登録したのは自分自身なのです。電話をしてくるのは当たり前ですよね。
必要がなくなったのなら、
「気が変わりました」
「他のエージェントさんで決めてしまいました」
と、きちんと返事をするのが大人のマナーでしょう。
不誠実な行動や態度は、知らず知らずのうちに「履歴書の文章や面接での言動」に滲み出ます。
また、細かな悪い評判はあれど、本当に悪質なエージェントに見られるような、
「退職者が相次いでいる企業を紹介される」
「本人の承諾なく、勝手に応募される」
「強引に転職を勧められたり、急かされたりする」
こう言った本当に悪質と思われる評判はありませんでした。
何らかの理由で対応が遅い場合は、「IT分野のエンジニア実務経験が全くないことで優先順位を下げられている」ということが主な理由と思われます。
ITエンジニアとしての実務が未経験の方や、経験歴が極端に浅い第二新卒の方は、レバテックキャリアではなく若手向きの案件が多い第二新卒向けの転職エージェントを活用しましょう。
あるいは、プログラミングスクールに通ってしっかり技術知識を身につけた上で転職活動をするのも良いでしょう。
「レバテックキャリア」公式サイト:
3. レバテックキャリアを利用する際の3つの注意点
レバテックキャリアを利用する際は、次の2つのポイントをおさえればOKです。
- エンジニアとしての実務経験がない場合は、別のエージェントを利用する
- 転職希望エリアが関東/関西/九州以外であれば、別のエージェントを利用する
※具体的な対象エリアは、東京・千葉・埼玉・神奈川・大阪・京都・兵庫・滋賀・奈良・和歌山・福岡。
それぞれ紹介します。
ポイント① エンジニア未経験者(エンジニア実務経験なし)の場合は、別のエージェントを利用する
前述の通り、レバテックキャリアは「ITエンジニアの転職」に特化したエージェントですが、その中でもエンジニア経験者のみをターゲットとしている点がポイントです。
エンジニアとしての実務が未経験であったり、実務経験が浅い第二新卒の方は、下記の2つのエージェントを活用しましょう。
未経験OKなエージェント① 「就職Shop」

「就職Shop」は転職エージェント最大手の「リクルートキャリア」が運営する、既卒・第二新卒に特化したエージェントです。
実態としては「就職支援サービス」と言った方が近く、以下のような方の就労をサポートすべく運営されています。
- 就活に失敗してフリーターをしながら正社員を目指している
- 大学卒業後、公務員試験に挑戦していたが失敗して途方に暮れている
- 事務の派遣で3年過ごしたが、改めてエンジニアに転身を図りたい
集まっている求人募集は「人柄・伸び代・意欲を重視」という募集で、履歴書で落とされるということはありません。
「せめて一度は正社員として働いてからサポートを受けよう」と思っている方もいるかもしれませんが、就職Shopの利用者は「4人中3人が正社員未経験者」です。
「就職Shop」公式サイト:
ポイント② 転職希望エリアが【関東・関西・九州以外】であれば別のエージェントを利用する
ITエンジニアの求人というのは、基本的には東京都内、もしくは大阪府内であることが多いです。
実際、レバテックキャリアもサポート対応エリアを明確にしています。
- 関東(東京・千葉・埼玉・神奈川)
- 関西(大阪・京都・兵庫・滋賀・奈良・和歌山)
- 九州(福岡)
もしあなたが地元に戻ることを理由に転職活動をしているのであれば、レバテックキャリアのサポート対応外である可能性があります。
レバテックキャリアに限らず、同じくITエンジニア専門の「マイナビITエージェント」でも同様です。
もし地元へ戻ることが目的なら、メーカー企業でのITエンジニア採用を検討すると良いかもしれません。
IT企業と異なり、メーカーは各都道府県に点在しており、本社や開発拠点を都市圏以外に構える企業も多く存在します。
また、昨今のIoT化やDXの推進によって、メーカーでもITエンジニアの求人は激増しています。狙ってみる価値はあるでしょう。
次点 「メイテックネクスト」メーカー企業のIT案件に強み。

「メイテックネクスト」は、元々「モノづくり系エンジニア」の転職に特化したエージェントです。
技術分野としては、機械・電気・組み込み系を専門としていたエージェントなのですが、メーカー企業でのITエンジニア需要が高まっていることから対応領域を拡大したという背景があります。
このため、メーカー企業を狙うならレバテックキャリアよりもメイテックネクストの方が段違いの求人数を保有しています。
ここでなぜ地方希望者にはレバテックキャリアより「メイテックネクスト」が向いているかというと、
「メーカー企業なら、地方に本社があることが多い」という一点に尽きます。
例えば、レバテックキャリアは中部・北関東と言った地域は対象外です。
ですが、中部にはトヨタ自動車、北関東には日立グループやホンダと言った超大手企業とその傘下グループ企業がひしめいており、その多くがITエンジニアを喉から手が出るほど欲しています。

関東・関西以外の地元地域に戻ってもITエンジニアとしてやっていきたいという方、
それに加えて、メーカー企業で働いてみたい!興味がある!という方には、紹介先のチャネル数が非常に多くお勧めのエージェントです。
メイテックネクスト 公式サイト
そもそもレバテックキャリアはどんな人におすすめ?
レバテックキャリアを利用すると良いのは次のような条件に当てはまる方です。
- ITエンジニアとしての実務経験がある。
- エンジニア経験者として、スキルUPや年収UPを考えている。
レバテックキャリアは、”ITエンジニアが利用したい転職エージェントNo.1″(※1)に選ばれるITエンジニア経験者専門の転職エージェントです。
高い専門性を持つアドバイザーがキャリアの選択肢を洗い出し、5000件以上のハイクラス求人の中から求職者のパーソナリティや志向性に沿い、まだ出会えていない理想の求人を提案してくれます。
サービス利用者数は2021年1月時点で20万人を突破しており、転職が決定した登録者の77%が年収UPを実現(※2)しています。
(※1)
日本マーケティングリサーチ機構調べ
調査概要:2021年1月期_サービスの比較印象調査
(※2)
2019年6月~2020年5月で転職が決定した方(未経験分野への転職を除く)
4. レバテックキャリアに関するQ&A
レバテックキャリアについてよくある疑問をQ&A形式にしてまとめました。
- レバテックキャリアに断られることはありますか?
- 電話で面談しても良いですか?
それぞれ紹介します。
4-1. レバテックキャリアに断られることはありますか?
前述の通り、エンジニア実務経験がない方と、対応エリア外での転職を希望される方はカバーしていません。
4-2. 電話またはオンラインで面談しても良いですか?
レバテックキャリアでは昨今の情勢を考慮し、電話やオンラインでの面談を歓迎しています。
気軽に相談してみましょう!
5. さいごに
レバテックキャリアの悪い評判について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
レバテックキャリアは、エンジニア未経験者(実務経験なし)やサービス対象外エリアの支援は難しいという欠点はあります。
しかし、エンジニア経験者向けのハイクラス求人を数多く保有し、スキルUPや年収UPを狙う実務経験者にとっては適したエージェントといえるでしょう。
カウンセリング対応や紹介案件のマッチング精度の高さでは、満足度の高いサービスですので積極的に活用してみると良いでしょう!