このサイトについて(管理人プロフィール)

田牧
田牧
当サイト運営者のわたし”田牧(たまき)”の経歴と、サイトを立ち上げた経緯をお話しさせて頂きます。

私は、現在2つの事業を行っています。

  1. エンジニア個人向けのキャリアアドバイザー(キャリア相談、転職先の仲介など)
  2. メーカー企業様の人事アシスタント。例えば、中途エンジニア採用や派遣導入のご協力(平たく言えばコンサルタント)

どちらの仕事も今は個人事業主という立場ですが、どちらかといえば②の企業様アシスタントがメインの仕事です。

このサイトについては、本業とは独立させて運営しています。でも根本の叶えたいポリシーは同じです。

ネットサーフィンのさなかにふらっと辿り着かれた、本来会うことのない、迷えるエンジニアの方の一助になれればという思いで運営しています。

(大っぴらに事業では言えないことも、多いですしね!)

運営者・田牧のこれまでの経歴。

現在の仕事までに勤め先としては4社を経験していますが、派遣エンジニアとしてお客様であるメーカー企業を数社渡り歩いています。

【1社目】

100人くらいの規模の

受託/SES企業

新卒〜約1年半ほど務めました。

私の暗黒時代であり、こういうサイトを立ち上げるきっかけにもなっている経験です。

大手の電子機器メーカーから請け負った組み込みソフト開発プロジェクトの一員として配属されました。

が、仕事や技術をまともに教えてもらえず、誰に、いつ、何を相談したらいいのかも分かっていないまま、自分から行動を起こさずお荷物化。

心療内科のお世話にもなり、辛い時期でした。(甘えの時期だったかもしれない)

【2社目】

500人規模くらいの

エンジニア派遣会社

転職エージェント経由で転職。

3年間で2社へ派遣されました。

(実質、派遣先1社目は4ヶ月だけでしたが)

派遣先の先輩からの手厚いフォローによって、やっとエンジニアになれた26歳。

同じ派遣先に競合他社から来ていた同年代の派遣エンジニアと仲良くなったところ、競合他社のサポートの凄さと、給料の差に愕然。

初めて「今後どういうキャリアを歩みたいのか?」を考え、転職に踏み切りました。

【3社目】

大手エンジニア派遣会社

ある大手のエンジニア派遣会社へ転職。

転職活動をじっくり行い、納得いく先へ転職。約10年間を過ごす。

後半5年はエンジニアとしてだけでなく、技術営業として商談に同席したり、「自社内でのキャリアアドバイザー」にも着任。

毎日毎日、製造系・IT系といった分野を問わず、エンジニア社員とたくさんの面談をしました。

次の派遣先選びから休職の相談まで受けていたのですが、ここでのジレンマが私の今のポリシー形成に影響を及ぼしています。(詳細は下記)

【4社目】

大手電子機器メーカーの正社員

30代半ばからの4年間を過ごしました。

派遣として就業していた頃のメーカーの部長から「中途採用なんだけど、よかったら応募してみない?」と個人的に連絡をいただき転職しました。

個人的に、「企業の中で社員はどう扱われているのか?」と言う好奇心があって転職しました。

開発現場ではスクラムマスターとしてプロジェクト進捗管理、リソース采配を担当。製品開発に留まらず、社内の業務効率化推進(今で言うDXみたいなこと)も担当。

特に有意義だったのは、社員の評価・待遇制度に関する改革プロジェクトや、派遣導入時の検討主担当など、本当にあらゆる場面に登場させてもらえたことですね。

独立して現在に至る「自分の本当に目指したいこと」と向き合って退職。今に至ります。

3社目の派遣会社時代にしこりとなっていた「本気でエンジニアのキャリア支援に向き合う」ことを達成したくて独立しました。

(正直あまり役立ってない気もしますが)キャリアコンサルタントの国家資格も取得。

 

3社目の大手エンジニア派遣会社が人生の転機だった

私の価値観と照らし合わせて、当時思い描いていたキャリアを叶えるのに、

最も親身になってくれるんじゃないか?と思ったエンジニア派遣会社が3社目の転職先です。

会社側の事業戦略を考慮しつつも、私自身のステップアップをいつも気にしてくれて、「私自身の希望」による派遣先やポジションの変更を真剣に取り合ってくれました。

最終的には数社行った後、自社内のあるポジションへ転身しました。

自社の派遣エンジニア一人一人と向き合ってじっくり話をして、

「エンジニア本人のキャリアプランや次の派遣先を、本人の気持ちを聞き取りながら決めていく。」という立場です。

つまり、今独立してやっている仕事とほぼ同じということです。

「必要とされるエンジニアになるには、どんな経験を積ませればいいだろう?」

「本人にとって本当にためになる仕事ってなんだろう?いう通りの希望を叶えればいいのか?」

「プライベートも含め、幸せな人生を送ってもらうにはどうしたら・・・」

そんなことを毎日毎日考えて、

営業マンとはケンカし、

研修センターには無理を言い、

時には親身に相談のってたはずが急に転職され、

本人のために!と無理を通した派遣先で速攻クレーム解約になり、、、

等ということを経験してきています。

メーカーでも働いてみたものの、アドバイザー時代のジレンマが心のしこりになっていて独立を決意。

メーカーはメーカーで、やはり派遣エンジニアより良いなと思える部分がたくさんあります。

でも良し悪しです。デキる人たちはそれでいいけど、と思うことも多々。

そして思っている以上に「エンジニア」という仕事ではない。私は面白かったですけどね。

だから、誰でも彼でも大手企業に就職できればバンザイじゃない、ということは私はよくわかっているつもりです。

私のポリシーを簡単に言えば、

「辛い状況に置かれているエンジニアを助けたい!」

ということなのです。

このサイトを立ち上げた経緯

3社目のエンジニア派遣会社(SES)時代、私はキャリアアドバイザーというポジションを担っていました。

日々の表向きの役割は、次の派遣候補先を決めるためのキャリア相談を行ったり、退職希望を出してきたエンジニアからの相談に乗ると言うもの。

このキャリアアドバイザーというポジション自体は、皆さんの勤め先にもいるかも知れません。(最近はタレントマネジメントとも言います)

名前は違えど、エンジニア社員を多数抱える企業なら必須のはずです。

実はこのポジションで働くアドバイザーには、会社としては公に言わないものの重要な隠れミッションがありました。

それはなんとしても退職を引き留め、最悪一時的にでも納得感を持たせて、次の派遣先へ行かせるということ。

「やっと経験を積んで稼げるようになってきたところなのに、退職されては売り上げに響く。」

「社員数を伸ばさないことには、企業としての事業成長が成り立たない。」

「エンジニアに向いていなくても、雑用・補助として売り上げが立てれればいい。」

退職を引き止めるというミッションの背景には、言葉を選ばず言うとこんな魂胆があります。少なくとも過去の私にはありました。

第三者としての良き理解者・お兄さんを演じながら、私の賞与査定項目には「退職希望者の引き留め成功率」と言う項目が存在していたのです。

 

都合3年ほどこのポジションを担当しましたが、1日に最低でも二人、だますように面談をしていれば良心の呵責に苛まれてキツくなってきます。

本当は「君はもう派遣会社にいるべきじゃないよ。会社に左右されず切り開きなさい。」とか、「難しいキャリアチェンジだけど、君ならできると思う。勇気を出せ。」と応援したくなります。

逆に、「もうエンジニアは諦めろ。大学の勉強や研究は根暗で良くても、企業の開発現場はチームプレーなんだ」とか、「残念だけど、君の能力ではエンジニアとしての派遣先はもうないよ。取り返しがつかない年齢になる前に、エンジニアは辞めろ。」と厳しく言ってやる必要もあった。

 

会社の都合に関係なく、真実を伝え、相談してきたエンジニアの人生に向き合いたい!

こう思うのです。

 

私の事業はどちらかといえば企業様寄りのお仕事です。

一方このサイトは、日本全国で今日も頭を悩ませながら働くエンジニアの皆さんのためのお仕事だと思っています。

アプローチの手段が異なるだけで、根本の気持ちは同じです。

ぜひご参考にしてくださいね!