転職を検討しているエンジニアの方の中には、転職エージェントから「アウトソーシングテクノロジー」を紹介され、興味を持っている方もいるのではないでしょうか。
「アウトソーシングテクノロジーに応募しようと思っているけど、年収や賞与はどれくらいなんだろう?」
「他の正社員型エンジニア派遣と比べると、アウトソーシングテクノロジーはどれくらいの給与水準?」
「どれくらいの昇級ペースが見込めるの?」
このように、転職をするからには年収で損をしたくない、できれば年収アップが見込める会社に転職したいと考えるのは当然でしょう。
この記事では、IT業界に長く勤めている筆者が、アウトソーシングテクノロジーの「年収・賞与」について解説していきます。
口コミサイト数社の口コミ投稿や、アウトソーシングテクノロジーから公表されている採用情報、それに競合他社の年収データとも比較し、間違いのない転職活動ができるよう力になりたいと思います。
アウトソーシングテクノロジーの総合的な評判については、「アウトソーシングテクノロジーの評判は?平均年収、離職率等を調査」のページに掲載しています。
既にエンジニアとして転職を検討中であれば、先に注意してほしいことがあります。
それは、「CMやWeb広告でよく知られた大手転職エージェントに登録してはいけない」ということです。
某R社やD社など本当に知名度が高く信用できそうに思いますよね。しかし大手エージェントにサポート登録しても、エンジニアであるあなたの転職相談を担当してくれるのは、なぜか文系出身・エンジニア未経験のアドバイザーが大半なのです。
今あなたが担当している職務や悩みは、文系出身でエンジニアの仕事に詳しくない人に伝わるでしょうか?答えはNOです。
話し上手なアドバイザーにマッチしてるか分からない転職案件を紹介され、「こんなものか」と感じながら後に引けずに転職活動を進めてしまう、、、のがオチです。
ですので、今すぐ転職活動を始めるつもりなのであれば、エンジニアやメーカー転職を専門とするエージェントを選んでください。あるいは、大手エージェントの中でも”職種ごとにアドバイザーが分担されているエージェント”でも良いでしょう。
▼機電系エンジニア&製造業の転職に詳しいエージェント例
・メイテックネクスト
・タイズ
・JACリクルートメント
◆『メイテックネクスト』製造業・メーカーへの転職を専門
- 製造業・メーカー企業への転職サポートが専門
- 機械電気・組み込み分野の求人案件は特に強い。総合型エージェントが注力できていない中小規模のベンダーもカバーしている。
- 大手エージェントと比較して、親身で丁寧なアドバイザーが多い。求職者の転職活動ペースを尊重してくれる傾向。
アウトソーシングテクノロジーのモデル年収は?
アウトソーシングテクノロジーは中途採用情報として、モデル年収が公開されています。
メーカーへ機械・電気系エンジニアとして派遣される「R&D事業」と、ExcelやCADオペ業務への派遣される「PRODESK事業」があり、それぞれでモデル年収が異なるようです。
R&D事業|機械・電気系エンジニアのモデル年収
- 入社時の想定年収
- 年収250万円※経験の浅い方
- 年収600万円※経験者の方
- 社員の年収例
- 340万円/24歳 未経験 入社1年目(月給20万円+手当+賞与)
370万円/27歳 未経験 入社2年目(月給20.5万円+手当+賞与)
450万円/30歳 未経験 入社4年目(月給22万円+手当+賞与)
PRODESK事業|エンジニアのサポート担当のモデル年収
- 入社時の想定年収
年収280万円(未経験者の場合)
年収500万円(経験者の場合)
- 社員の年収例
- 年収300万円 / 23歳 /月給18万円+一律手当+賞与/入社1年
年収360万円 / 28歳 /月給22万円+一律手当+賞与/入社2年
年収410万円 / 32歳 /月給25万円+一律手当+賞与/入社5年
求人募集ごとにモデル年収が若干異なるため、実際には同じ未経験者であっても着任する業務によってフレキシブルに変動することが想像できます。
賞与・ボーナスはある?
アウトソーシングテクノロジーの賞与・ボーナスは、「過去実績:2.4ヶ月分/年」と企業サイト内の中途採用ページ記載がありました
つまり、20代半ばで基本給22万円だとすると賞与は年間50万円程となり、手当や残業代も加味した年収としては330万円ほどになるでしょうか。
ここからは、実際にアウトソーシングテクノロジー元社員の方のコメントを見てみましょう。
給料が低い代わりに、未経験者でも研修付きで採用されるのが強み
アウトソーシングテクノロジーは給料が低いという口コミが多い一方、大きなメリットが存在します。
そのメリットとは、文系出身の新卒や、エンジニア未経験の中途・第二新卒を研修付きで採用しているという部分です。
新卒カードを失った未経験者・第二新卒がエンジニアになろうと思うと、プログラミングスクールのような養成所に通うか、独学するかくらいしか道がありません。
アウトソーシングテクノロジーは、基礎がない人材にも、やる気があればトレーニングを行ってエンジニアの業務を任せてくれます。
現に派遣単価も業界では安いですから、この給料は実力相応の金額なのだと考えることはできるでしょう。
アウトソーシングテクノロジーの年収をまとめると?
アウトソーシングテクノロジーの技術社員の年収について、モデル年収と口コミ情報をまとめてきました。
モデル年収との乖離はほぼないものの、20代の間は年収が相場より低く、きつい思いをする可能性があります。
ただ、仕事というのは年収だけでなく、働きがいや成長によって総合的に判断されるべきでしょう。
年収以外の評判に関する口コミを「アウトソーシングテクノロジーの評判は?平均年収、離職率等を調査」のページで総合的に解説しています。
ぜひそちらもチェックしていただき、転職先選びの参考になればいいなと思います。