今現在、電気系の回路設計エンジニアとして働いていて、「辞めたい、転職したい」と考える方にお力添えできれば幸いです。
「電気系エンジニア」の仕事は、ある製品のハードにおける電気制御の仕組みを始め、特にソフトウェアを焼き込んで動かすための「回路基板」を設計・評価することです。
皆さんが使っているスマホの中にも当然搭載されていますよね。
最近の大学生は「プログラミング」こそが全てと先入観を持ちがちで、どうも電気系学科の学生やアナログの研究をする学生は減りつつあるようで、ちょっと残念です。
そんなものづくりの一連の工程の中でも影響力の強い電気エンジニアですが、特に回路設計の仕事を担当していると、辞めたいと思うほど苦労する場面はちょくちょくあります。
実際、皆さんが一番気がついているのではないでしょうか?
「回路設計の仕方が、何度教えられても理解できない。」
「1日で終わるはずの仕事だと上司は言うが、3日かかって詰められた。」
「目に見えないからイメージが湧かない。何度も試作品を壊してしまい、触るのが怖い。」
自分自身が仕事にのめり込んで、ひたすら睨めっこしながら覚えたスキルだからなのか、単に教えることだけでなく指示の出し方も曖昧だったりします。
先に結論だけ申し上げてしまうと、やはり良いメンターがいないと、普通のサラリーマン技術者ではいい成長をすることができません。
ハード部門というのはソフト部門以上に「デキる人」に仕事が集中する傾向があり、さらには電気系エンジニアというのは基本人手不足なんですよね。(前述の通り、ITに押されて電気系の学生自体少ないです。)
自分でひたすら寝食を忘れて探求していける人は当然伸びます。
さも「それが技術者として当たり前だ」と言う風潮がものづくり業界においては言われますが、私はそうは思いません。
もし自学自習しても歯が立たず、「指導担当の上司・先輩・メンターと馬が合わないな」と長く感じているのであれば、人間関係を理由に転職することですら何ら悪い話ではありません。
もちろん、転職した先でも相性が悪い上司に当たってしまうことはあるわけですが、そのままキャリアを不意にするよりいいのではないでしょうか?
特に、機電系エンジニアの製造業・メーカー企業への転職を専門に扱っている「メイテックネクスト」と、ソフトウェア・ITインフラ・ゲーム業界への転職に特化した「レバテックキャリア」。
この2社は、エンジニア職の転職活動では必ず登録すべきエージェントです。
実際のところ、頻繁にテレビCMが放送されている「リクルートNEXT」「doda」と言った転職サイトでは、採用人数が多くて内定が出やすいエンジニア派遣会社・受託企業を紹介されるケースが多いです。
結果的に大手転職サイトを利用して転職しても、今と同じ「キャリアアップに繋がらない仕事」で、しかも「安い給料で使い潰されてしまう」ことに繋がりかねません。
これでは転職する意味がありません。

ですから、このようなミスマッチ転職を防ぐためにも、
エンジニア職を熟知したアドバイザーが多く在籍する「メイテックネクスト」と「レバテックキャリア」のような、技術職・エンジニア向けに特化した転職エージェントを活用することが大事になります。
回路設計担当の電気エンジニアであれば「メイテックネクスト」がいいと言うことですね。
例年4〜5月というのは、転職活動を開始する絶好のタイミングです。
なぜなら、3月末で退職した人員の穴埋め案件が存在するとともに、新年度の4月から開始する新規プロジェクトに必要となる人員と予算の計画が固まり、中途採用募集が増加していくタイミングだからです。
また、4月には組織変更が行われ、メンバーが離脱・減員してしまう部署では、ほぼ確実に中途採用や派遣増員などの対策がなされます。
また、本年2020年に関して申し上げると、感染症の蔓延による株価下落、メーカーでは生産停止の悪影響が出ていることは事実です。実際にこの3月は、昨年より採用ペースが落ちてしまいました。
しかしながら、これは「求職者・応募者側の減少」と「直接面接からWEB面接への切り替え対応」のための一時的なストップ傾向であり、依然としてエンジニア職の採用意欲は衰えていません。
自動車業界でのモビリティ改革とその周辺事業、5Gインフラ整備&サービス開発、さらに各業界でのデジタルトランスフォーメーション対応に伴いエンジニア職の不足は深刻であり、競争力を維持するためにエンジニア職については採用の手を休めることが不可能な次元なのです。
「感染症対策の自粛ムードの影響で、求人への応募者数が激減している。採用人数が充足せず、業界全体でひどい人手不足だからなんとかして欲しい。」
とのことでした。
繰り返しになりますが、感染症対策のため採用はPC・スマホによるWEB面接がトレンドです。
このため中途採用の面接は継続されており、エンジニア職の採用ペースも高い状態が維持されています。
転職エージェントによる求職者のサポート相談についても同様に、電話やWebミーティング形式で行われています。
リモート勤務・テレワークになっている【今、このタイミング】であればこそ、じっくりと転職活動に時間が使えるはずです。
応募者が日和って様子見している今こそ、次の転職先をじっくり検討できる貴重なタイミングなのです。
◆メーカー企業でのプロパー案件に強い「メイテックネクスト」


電気系の回路設計エンジニアがきつい、辞めたいと考えてしまうタイミング
また、どういう理由で転職したいと考えるのか、代表的な例を3つ紹介したいと思います。
1)職場環境や雇用条件に不満があり転職したい。
エンジニア職に限らず、全職種で転職理由の第一位に上がるのが職場環境による転職希望です。
技術職・エンジニアにおける職場環境の不満というのはつまり、
- 人間関係の不満(上司との関係も含む)
- 残業時間の多さに対する不満
以上2つのどちらかであることが多いです。
人間関係については、自分か相手のどちらかが他部署へ異動できれば大きく改善できる問題ではありますが、
今の勤め先が中小企業だとすると、おそらく簡単に異動が通らず解消することが難しい問題です。
残業時間についても同様で、多忙で残業時間があまりにも多い状況下なのに異動が通るとは思えません。むしろ人を増やしてほしいくらいというのが、会社としての本音ではないでしょうか。
厄介なのは部署単位ではなく、会社全体で長時間残業が常態化している場合です。
また、雇用条件というのは主に給与面や有休がどの程度使えるのか、と言った点です。
機械エンジニア自体はエンジニアの転職市場全体で見てもかなりニーズが高く、
ある程度の戦力であることをPRできれば、給与交渉においても「他にもっと条件のいい応募先があります」と危機感を与えて転職後の給与アップが期待できます。
2)回路評価からステップアップして、設計についての技術力を身に着けるために転職したい。
2つ目のよくお聞きする理由として、
と言うものがあります。
回路の設計部署のメンバーではあるものの、実際には設計評価を担当していると言うケースですね。
私個人の感想としては、この理由で辞めたい、転職したいと考える方は割合としてかなり多い印象を受けています。
まず、一口に電気系の設計業務といっても、任されている範囲によって大きく難易度や求められるスキルが異なります。
例えば、以下の3つの業務はどれも「電気系の回路に関わる業務」ではありますが、実際には全くレベル感が異なることはおわかりいただけると思います。
- すでに出来上がっている回路基板の指示された部分について、オシロやロジアナを使って波形を読み取るなどデータ取りを行う。
- 出来上がっている基板を、仕様書と照らし合わせながら正常な動作をしているか評価検証し、問題があれば切り分け、特定してフィードバックする。
- 上記に加え、問題を解決するための設計変更(部品やレイアウトの変更)を施す。もしくは旧モデルの回路図を流用して、新モデルの回路設計を行う。
上記の業務は、20代の電気系エンジニアが行うであろう業務ではあり、下に行くほどレベルが徐々に上がります。
しかし、入社した企業、配属された部署による慣習やPJT状況の違いから、
これらを「1年程度で一気に経験する場合」と「5年立っても評価まで」と天国と地獄のような差が生まれます。
結果として、いつまで経っても補助担当の扱いで、自分のキャリアは大丈夫なのか?と言う不安から、辞めたい、転職したいと思うようになるといったところです。
(実際、手が足りないという理由で教育されないまま評価エンジニアから抜け出せず、転職に踏み切る電気系のエンジニアというのは多くいます。)
「キャリアを積む=稼げる能力を身につけエンジニアとして必要とされるようになる」ということです。
自分から手を上げても成長の機会が得られそうにない場合、ステップアップのための転職は間違いなくポジティブに捉えても良いです。
3)電気系の回路評価・検証という仕事自体が嫌、別工程・別分野の業務に転職したい。
何年か電気系の評価検証エンジニアとして業務を行ううちに、
例えば組み込みプログラマーに転身したいといった、別工程に携わりたいと考える人もいるでしょう。
別分野の中でも電気系と親和性の高い、つまりハードの知見があると活躍できる分野はありますので、
本当にその分野のことを1から勉強してやる!という気概があれば、別分野に転身するという選択肢自体はなしではないです。
例えば、組み込みソフト分野では、
ファームウェア層やミドルウェア層ではハード側の知識がないと、いいプログラムというのは作成できません。
作成したプログラムが正常に動作するかを検証して不具合があった場合、
動かない理由はハードかソフトか原因特定していくこともあるでしょう。
回路側の検証をした経験というのは無駄にならず、
むしろ転身した先の部署にハードに詳しい人が少ない場合には逆に重宝され、メンバーみんなが自分のところに聞きに来る、という存在になれるケースもあります。
転職先から見る!電気系の回路評価・検証エンジニアを辞めるメリット・デメリット
では実際のところ、電気系の回路評価・検証エンジニアの転職先としてはどのような選択肢があるのか、メリット・デメリットを交えながらご説明します。
1)回路評価→設計へステップアップする転職
- 今の職場で何年も評価に従事している場合、現状を打破してより価値のあるエンジニアに成長することができる。
- 設計と評価は業務としての親和性が高く、これまで培った知識や経験をそのまま活かしやすい。
- 転職しても回路評価・検証の即戦力としての働きを求められる可能性がある(設計担当としての入社が確約されるとは限らない)
- 新たに回路設計のための勉強が必要になるだけでなく、評価検証についても新しい職場でのルールや慣習を学ぶ必要があり負荷はそれなりにかかる。
2)電気系以外の別分野への転職
- 電気系の業務に嫌気が指している場合には大きく業務内容を変えることができる。
- 電気系の知見を活かせる分野はそれなりに多い。転職が成功すれば電気系の知識が豊富ということで重宝される可能性がある。
- 機械系や組み込み分野では大学をまるっとやり直すくらいの学習が必要。(IT系は文系でも取り付けるくらいスタートハードルが低いので除外)
- メーカー正社員、エンジニア派遣問わず、別分野への異動をOKしてくれる中途募集は少ない。募集を見つけるのに多大な時間がかかる。
3)技術職・エンジニア以外の他職種への転職
- 業務内容が一気にがらっと変わるので、評価検証エンジニア特有の悩みは一気に解決する可能性がある。
- 営業やサービス系の職種でも「技術職・エンジニアを顧客とするビジネスモデル」では強い力を発揮できる。(例:メーカー営業、技術営業など)
- オフィス内等、電気にまつわる一般的な生活トラブルは多いので、対応できると面白がってもらえるかもしれない。
- 接客での会話コミュニケーションや、営業でのトーク力など、技術職・エンジニアでは必要とされなかった部分でゼロからの努力が必要。
- 働き方や考え方が大きく変わるため、経験のない業界では困惑する場面や、憧れと裏腹に想定外のストレスを受ける場面も多い。
4)電気系の評価検証エンジニアとして他の職場へ転職する
- 職場環境や就労条件のみが大きく変わる。環境に不満がある場合、その点が解決する。
- 会社や部署の意向で長く同じ作業(単調な測定等)ばかり任されていた場合、成長したい意欲を伝えることでステップアップにつながる業務を与えてもらえる可能性が高い。
- すぐに業務に馴染むことができる。
- しっかりと転職先を探さなければ同じ悩みを抱える可能性がある。
- 前の職場とのルールや慣習、データの扱い方などが異なり、慣れるまでは違いに戸惑う場面がある。
悩みが職場環境や待遇面にある場合は、まずは電気系の評価検証エンジニアとして転職するというプランが、経験者としてのスキルを最も買ってもらいやすいです。
ただし、中途採用面接では「今後の成長に応じて、業務内容をステップアップさせる意向があるかどうか」を確かめておく必要があるでしょう。
いきなり回路設計や他分野への転身という選択を選ぶよりか、以下のように段階が踏める転職をすることが一番良さそうです。
- まずは戦力になれる評価・検証エンジニアとして転職。
- 業務の慣れに応じて、徐々にステップアップ。
そのためにも転職エージェントのアドバイザーから事前に情報を聞いておくとか、面接では担当者にどんどん質問する、という必要があります。
(ステップアップできない転職先へ行くのはキャリアの無駄になってしまいます。)
また、大企業への転職というのはそれなりのキャリアを既に積んでいないと難しいものですが、
エンジニア派遣会社の正社員エンジニアになり、そこから大企業メーカーに派遣に出るという形であれば、それほど労なく大企業に入り込むことができます。
3年以上程度の経験があれば、派遣エンジニアとはいえプロパー(正社員)とはそれほど与えられる業務内容に差がない場合が多いので、
次の転職の際には経験を買ってもらえて大企業への転職が成功する確率はぐっと上がります。
ただし、この場合は会社間での契約内容で「引き抜き禁止」を掲げている場合、トラブルに発展する可能性もあるため、慎重な判断と行動が必要になります。
最終的には「職業選択の自由」が優先されるんですけどね。
回路設計エンジニアは『仕事がきつい割に転職が難しい』説を考える。

回路設計と一口に言っても、高周波、電源、デジアナ混載、LSI、Verirogなどなど、企業としては中途で採用したい人材のニーズは非常に広く分かれます。
ですから、自分一人で中途採用募集を調べていくことは無謀な作業なのです。
なんとなく、合っていそうかな?ここなら採用されそうかな?と思って応募してみても、実際にはミスマッチでお祈りされてしまう。
回路設計エンジニアの転職が難しいとまことしやかに言われる理由とは、「ミスマッチなのを理解せずに応募してしまっている」と言うことに尽きます。
- 転職サイトから自分で選ぼうとしたところ、求人票に業務内容や必要スキルが細かく書いていない。
- しかも、やたらと派遣会社の求人ばかりが出てくる。(→無期雇用派遣の会社は広告費を増額することで、作為的にリストで上位に表示させています)
- なんとなく合っていそうかな?と、ミスマッチと理解せずに応募してみるも不合格が続く。
- 「回路設計エンジニアは転職が難しい」と勘違いしてしまう。
それで、自分の希望に合っていそうだとか、これくらいの規模の会社なら自分でも採用されるんじゃない?と漠然と応募して撃沈してしまう。。
これがまず一つ目の「回路設計エンジニアは転職が難しい」と言われる理由です。
特に転職が初めて〜2回目までの場合、なるべく効率よく、失敗のない転職活動を進めるためにも「転職エージェント」の活用をお薦めします。
あなたの電気系エンジニアとしての経験年数、設計・評価していた対象物や回路の規模、使用できるツール類、データ取りだけでなくどんな検証をしていたのか?などなど、
募集をかけている企業側としても「これは習得していて欲しい」と言う条件がいくつも設けられています。
この条件は求職者が見れる「求人票」にはほぼ掲載されていません。
面接になっても、面接官の口からはいちいち明らかにされないでしょう。
正直、せっかく時間をかけて書いた履歴書を、見込みのない企業に送って落とされることほど悔しいことはないです。
(新卒の就活を思い出してください。履歴書何枚書きましたか?)
「転職エージェント」は求職者が見ることのできない「各企業の細かい求人情報」を把握しており、「見込みのある企業(=マッチしている企業)」を候補として挙げてくれると言う役割をしています。
転職エージェントが主にサポートしてくれる内容
転職エージェントを大学の就職課やハローワークのようなところだと勘違いしている人がたまにいますが、それは誤りです。
転職エージェントはあくまでビジネスとして、企業側から紹介料を得られる契約の上でみなさんのサポートをしています。
ですので、転職エージェントのサポート内容は本気度が高いのが普通です。
- 転職するか否か、今後キャリアについての相談
- ヒアリングに基づいた求人情報の紹介
- 履歴書や職務経歴書など応募書類のチェック
- 面接対策(模擬面接など)
- 面接のセッティング(面接日時の設定など)
- 内定を出した企業に対する、年収・給与の交渉
そして何より募集中企業への後押しPRを行ってくれます。
また、現在の仕事のスケジュールと面接日程の兼ね合い・調整で苦労するケースが多いのですが、募集企業側との面接日程調整もエージェントが代行してくれるという点でもメリットがあります。
エージェントの利用料は、転職が成功した場合に、採用した企業側から支払われる仕組みになっているのです。
それだけ求職者に集まって欲しいんですよね。
この転職サイトを使うにあたり、ネット上の評判を検索して細かく評判や口コミを調べていくと
「複数の転職サイト(エージェント)に登録して、
何より”自分と相性のいい、信頼できそうなアドバイザー”を重視すべし!」
と言う意見が非常に多いです。
アドバイザーとの相性がものすごく大事なのは僕も理解していますが、ハッキリ言って、現実的には複数のサイトに登録すると対応が恐ろしく面倒になります。
結論を申しますと、
回路設計エンジニアの転職では、エンジニア職の転職を専門とする「メイテックネクスト」のみ登録しておけば問題ないと考えています。
回路設計エンジニアが登録すべき転職エージェントは「CMがよく流れている大手エージェント」でないのです。
ここは大事なポイントなので、きちんと解説していきます。
- 回路設計エンジニアの転職が難しいと言われるのは、そもそも企業側のニーズとマッチしていない求人に応募してしまっていることが理由。
- 独力でマッチした求人を探すことは困難。求人票には細かい業務内容・必要スキルが掲載されていない。
- 転職エージェントを利用すると、求人の細かい業務内容や必要スキルを知った上で応募できる。マッチしやすい。
- 面倒な交渉ごとは転職エージェントがほとんど行ってくれる。
- エンジニアの転職では複数の大手エージェントを登録することは避け、「エンジニア専門の中堅転職エージェント」を利用する。
回路設計エンジニアが登録すべき転職エージェントは「CMがよく流れている大手エージェント」ではない!
たとえ友人や家族であったとしても、「今自分はこんな製品の電源周りの回路設計やってるんだけど、外乱が多くてさ。」とか、言いませんよね。
エンジニアの仕事って、回路設計に限らず専門性があるので、一般の人にはあまり話さないですよね。
僕は元々が派遣エンジニアだったので、「技術に興味がない文系出身の営業マン」が自分の担当になってしまうと本当に苦労していました。
転職活動も同様です。
転職エージェントに相談すること自体は間違いなく大事なのですが、「大手エージェントは文系のアドバイザーばかり」です。
相談しても無意味!断言します。
特に、CMでよく流れているような「リク○ート」だとか、「D○DA」とかは非常に危ない。
うっかり登録して相談にでも言ってしまうと、アドバイザーも細かい技術の話なんてさっぱり分かっていないので、「ひとまず内定が出やすくて程々の条件の派遣会社を紹介しておくか」なんてことがザラに生じます。
エンジニア職の転職エージェント選びでは、「エンジニア職の転職支援を専門とするエージェント」を選ぶことがまず第一です。
- メイテックネクスト(ものづくり・メーカー全般)
- コグナビ(ものづくり)
- テクノブレーン(ものづくり)
- レバテックキャリア(IT)
- ワークポート(ITを主体にその他も)
- マイナビエージェントIT(一応IT)
IT系の求人倍率が7倍強、メーカーでの機電系の求人倍率が2〜3倍と言うことで、エンジニア専門エージェントとしてはIT系が圧倒的に多いです。
エンジニア専門と言っても、ITのエージェントに登録しても全く意味がありません。
そのような中で比較すると、対応エリア・求人企業数に加え、「エンジニア出身のアドバイザーも在籍している」と言う強みがある「メイテックネクスト」一択でしょう。

主にメイテックネクストが取り扱うのは「メーカー」での機械・電気・組み込み・化学分野の中途採用案件です。

大手エージェントの求人票と見比べると一目瞭然で、各部門ごとにどのような業務を想定して募集をしているのかリサーチが行き届いています。
大手メーカーの募集だと部署ごとに何十件もの募集を保有しており、応募するこちら側としてはどんなスキル・経験が必要なのかもしることができ、比較することが容易です。

また、メイテックネクストでは技術分野ごとにアドバイザーが異なり、回路設計エンジニアに対しては電気分野のアドバイザーに対応してもらえます。

しかし、その専門性を理解する努力をしていないエージェントに相談を持ちかけるから「転職が難しいのかな」と考えてしまうのであって、回路設計の仕事そのものがニーズが少なく転職しにくいと言うことでは決してありません。

余談ですが、最近テレビCMで「コグナビ」の宣伝が頻繁に流れています。
が、私自身はコグナビはあまり好かないのが本音です。
運営母体が大手エンジニア派遣会社の一社「フォーラムエンジニアリング」なのですが、正直フォーラム社の自社エンジニア社員のほったらかしっぷりや、教育への無頓着さと言うのは目に余ります。
そういった企業が母体となって、果たして一生に一度かもしれない転職活動を任せられるのか?
答えはノーです。
メイテックネクストの方が、この点では上回るだろうと言うのが私の意見です。

技術系・ものづくりエンジニアの転職方法のおさらい
つらつら書いてきましたが、最後におさらいです。
- 転職サイト選びはアドバイザーとの相性が大事だけど、たくさん登録・対応して見極めるのは非常に手間。
- 回路設計エンジニアの転職が難しいと言われる理由は、専門性の高さが理由。
- 回路設計はじめ、ものづくり系の技術に対する理解が深い「メイテックネクスト」の利用がマスト。
- どうにも明らかにこの人喋りにくい!おかしい!って思うアドバイザーに当たったときには、大手ではなくコグナビ等、他のエンジニア専門の転職サイトの利用も考えてみる。
転職は「たまたま運命的にタイミングが合って」と言う要素も排除できませんから、市場価値を調べると言う目的で登録してみるのもありでしょう。