エンジニア派遣大手の「株式会社アルトナー」は東証1部に上場している、ものづくり業界・メーカー企業向けに特化した大手企業です。
このページをご覧になっているのは「転職エージェントからアルトナーの中途採用を勧められて迷っている方」や新卒で就活中の方が多いかと思います。
もしくは、今現在アルトナーにお勤めの方もいらっしゃるでしょうか。
結論から言いますと、「3年程度の経験・技術を習得したら、早々に転職をしたほうが良い」と言わざるを得ません。
長期にわたり客先常駐型の派遣エンジニアとして働くことは、どれだけ綺麗事を言ってもキャリア・給料などいづれの面でも「不利なものは不利」です。
長年、私は派遣エンジニアとして働いてきており、その後メーカーの中途採用サポートを生業にしてきた身として強く実感しています。
実際、ご覧になっている皆さん自身が一番、気がついているのではないでしょうか?
「派遣先のプロパー社員との間で、業務内容に隔たりがある。」
「給料が安過ぎて結婚を迷う。」
「もっとステップアップしたいのに、派遣後に教育やスキルアップに関心がないのは何故?」
アルトナーを含めエンジニア派遣会社を避けるべき理由は3点ありますが、それらは後の本文にてお話しします。
また、2020年2月中旬ごろから世界的な景況感の減退が表面化しています。
直近で製造業のメーカー企業やIT企業における中途採用のペースにまでは、リーマンショックレベルでの大きな影響はまだ出ていません。
しかしながら、4月以降の派遣技術者の人数枠については様子見、もしくは純減方針をとると明言している企業が数多く出てきています。
つまり、このままエンジニア派遣・客先常駐型の企業に勤め続けることは大変リスキーな選択であるということです。
派遣エンジニアとして働く皆さんであればご存知かと思いますが、2008年のリーマンショックの際には多くの派遣会社で解約・長期待機の嵐が吹き荒れました。
「営業マンと一緒にあらゆる業者にアポ電をした」
「この派遣先へ行けと言われれば、転居は一切拒めなかった」
「設計者なのに製造ラインに派遣されたり、カーディーラーのメカニックに派遣された」
このように、とてつもなく不遇な思いをされた方々が数多くいらっしゃいます。
今回も、おそらくはリーマンショック時と同様「いきなり崖に直面する」かのように派遣・中途採用ストップが訪れるのではないかと予想しています。
派遣エンジニア・常駐エンジニアにとっての長期待機は、経験した人にしか分からない辛さがあります。
派遣・常駐型から企業のプロパーにキャリアチェンジするのは、分野・経験・年齢を問わず今がまさにその時なのです。
まず最も伝えたい、転職活動を始める際の重要なポイントは、エンジニアの転職活動では「エンジニアの転職を専門とする転職エージェント」を活用することです。
つい、CMで有名な転職サイトに登録しがちですが、これは大きな間違いです。
テレビ・ネット広告などの費用を膨大に使ってネームバリューはありますが、文系大学出身のアドバイザーが付け焼き刃の知識でサポート対応しています。
ではどんな転職サイト・エージェントならいいのか?
例えば、製造業・メーカー企業への転職を専門に扱っている「メイテックネクスト」と、ソフトウェア・IT業界への転職に特化した「レバテックキャリア」。
この2社は、エンジニア職の転職活動では必ず登録すべきエージェントです。
頻繁にテレビCMが放送されている「リクルートNEXT」「doda」と言った転職サイトが信頼できそうに思いがちです。
が、大手の総合エージェントはアドバイザーの技術知識が不足していることため、「とりあえず採用人数が多く内定が出やすいエンジニア派遣会社・受託企業」を紹介されるケースが多いのです。
結果的に大手転職サイトを利用して転職しても、今と同じ「キャリアアップに繋がらない仕事」で、しかも「安い給料で使い潰されてしまう」ことに繋がりかねません。
これでは転職する意味がありません。

ですから、このようなミスマッチ転職を防ぐためにも、
エンジニア職を熟知したアドバイザーが多く在籍する「メイテックネクスト」や「レバテックキャリア」のような、技術職・エンジニア向けに特化した転職エージェントを活用することが大事になります
◆既に転職を検討している方へ
例年12〜2月というのは、転職活動を開始する絶好のタイミングです。
どの企業も12月のボーナス支給後には退職者が増え、穴埋め補充の中途採用に走ることになります。また、年度末の3月末はプロジェクトの切れ目と言うこともあり、退職しやすいタイミングであることも理由の一つです。
そもそも、みなさん自身の転職活動期間や退職日までの引き継ぎを考えると、次年度始めの2021年4月入社を目標として、1〜2ヶ月で転職活動をするというのは、切りがよく現実的なラインではないでしょうか。
今年は2019年までと比較すれば採用ペースが落ちているのは事実です。しかし、その割にエンジニアの求人倍率は未だに5〜7倍を維持しています。未経験者でもない限りは、他の職種より遥かに転職しやすい市況感です。
景気を理由に潜在的な転職希望者が様子見(=言い訳)している今こそ、転職先をじっくり検討できる貴重なタイミングなのです。
◆機械・電気・組み込み分野でのメーカー転職案件に強い「メイテックネクスト」

◆IT分野での業務ソフト・インフラ・Web系・組み込み案件に強い「レバテックキャリア」

※「レバテックキャリア」は実務経験が数年程度ある20代後半のエンジニアを対象とした、関東・関西圏が中心の都市部エージェントです。未経験や第二新卒からプログラマー等のITエンジニアに転職したい方は、まず”プログラミングスクール”でスキルを身につけてからエンジニアに転身しましょう!
※ソフト・インフラ問わずIT分野の方であれば、レバテックキャリアとメイテックネクストの両方を利用することが最善です。 メイテックネクストは「メーカーに強い」という触れ込みから機械・電気系だけのように誤解されがちですが、メーカーにはIoT、MaaS、AIと言ったテーマの上流工程案件が豊富に存在します。勿論、社内SE案件もあリ、レバテックキャリアだけでカバーできない求人にも応募することが可能です。
「エンジニアになりたいけど、社会人経験自体が少ない」
「理系学部を卒業後、メーカーに就職して機械設計をしているけど、どうもIT分野中心の時代になりそうで損していそうだ」
昨今、プログラマーを始めとするITエンジニアになりたいという方が如実に増えつつあります。
ご存知の通り、プログラマー・ITエンジニアは、これからの世の中でさらに需要が増加する見通しです。
その一方で経産省としても、プログラマー・ITエンジニア人口は今後も不足していくと試算しており、短期・長期的にも「職を失いにくく、待遇の良い選択」の一つと言えます。
ここであなたが真剣にプログラマーへの転向を検討しているのであれば、現在の主流は「プログラミングスクール」でスキルを習得して転職すること。
プログラミングスクールと言うと専門学校のように誤解されがちですが、これは間違いです。
プログラミングスクールは30歳ごろまでの社会人、あるいはフリーターや第二新卒を対象に「実務レベルのプログラミングスキルを学ぶ」「プログラマー・ITエンジニアに転職する」ことを目的とした存在です。
スクールでの学習期間は概ね2〜4ヶ月ほど。これに転職活動期間も含めると「半年程度でITエンジニアとしてスタート」を切ることができます。
まずは下記のページで「そもそもプログラマーってどんな仕事?」「異分野出身でも通用するの?」「卒業して転職はできるの?」「待遇や労働環境は?」といった基礎知識を確認していきましょう。

- アルトナーとはどんな会社?会社概要と特徴について。
- アルトナーの派遣先・勤務地は”全国のメーカー企業”が中心。
- アルトナー元社員の退職理由は?ブラックという評判は事実か?
- アルトナーの元エンジニア社員の退職理由。転職を決意した3つのポイント。
- 退職したい理由① エンジニアとしてのキャリアアップを始めとしたサポートがほぼない。
- 辞めたい理由② 給料がなかなか上がらず、一定のところで止まる。
- 辞めたい理由③ 景気が良くなってきて、メーカーへの転職が決まったから。
- アルトナーの派遣先からの引き抜き話は本当にある?
- アルトナーへの入社を迷っている人、退職したい人へのアドバイス
- 私が考える「エンジニア向け」オススメの転職方法
- 自分に自信が持てず転職に不安だと言う人は、キャリアカウンセリングに頼ろう。
アルトナーとはどんな会社?会社概要と特徴について。

株式会社アルトナーは、「エンジニア派遣」という事業を柱とする大手人材サービス企業の1社です。
派遣業界にも様々な業態、そして企業があり、その規模もピンキリです。
そのような中、アルトナーは「エンジニアをメーカーやIT企業に派遣する」というビジネスにおいて、社員数1,000名と中堅企業としての規模へ事業拡大を進めており、何より東証一部上場という実績を持っています。
派遣と言っても、エンジニア派遣の多くは「エンジニア社員が派遣元に正社員として雇用されている」形態となっています。
一般的に派遣というと「派遣会社に登録して一時的に派遣される」というイメージが強いと思いますが、アルトナーは全社員が正社員として雇用され、その上で取引先メーカーへ派遣されるという図式です。

アルトナーは中堅規模であると前述した通り、もっと大規模な派遣会社というのは多く存在します。
例えばテクノプロやアウトソーシングテクノロジー、フォーラムエンジニアリングといった派遣会社は数千人〜1万人以上という社員数がおり、対応している業界や技術分野も非常に幅広いという特徴があります。
アルトナーはその点で申し上げると、派遣先はメーカー企業に絞られており、対応する技術分野も「機械・電気・ソフト(組み込み)」の3分野に注力しています。
どちらかといえば成長業界は「製造業よりIT企業」であり、上記3社もIT業界へのインフラ・ソフト設計者の派遣を強めていますが、アルトナーはものづくりエンジニアのみにほぼ特化している点が特徴です。
アルトナーの派遣先・勤務地は”全国のメーカー企業”が中心。
このため転勤の可能性も、特に若いうちは生じるものと考えた方が良いでしょう。


上記のリストは、アルトナー公式サイトのIR情報に掲載されている「2020年時点の取引業会・企業一覧」と、「2020年時点の取引先上位10社」です。
2枚目のスライドを見ますと、上位2社は本田技術研究所とニコンの2社であるとわかります。
ということは、かなり多くの社員が「栃木県もしくは埼玉県」の勤務地へ派遣されることになりそうです。
また3位に住友電工、5位にパナソニックの2社があるということは、関西地方も勤務地になりやすそうだと分かります。

こちらの表はアルトナー公式サイトに掲載されている「売上高比率」を表した表です。
上位10社の売り上げ構成比が「47.7%」ですので、ざっくり言ってしまえば全社員の30%〜50%くらいは上記10社のどこかへ配属されそう。
6〜10位の取引先の多くも関西エリアと北関東エリアに事業所がありますので、やはりこの辺りが勤務地になりそうですね。
ですが、アルトナーとして全国でそれほど大きな料金差はないのではないかと思いますので、近しい値にはなるのではないかと推測します。
競合他社と比較すると、巨大な自動車企業群が形成されている愛知県始め東海エリアや、東京・神奈川と言った首都圏エリア、また東北エリアの取引が競合他社より少ないのが特徴です。
これらの勤務地に納得できるかどうかは、よく考えて入社を検討した方が良いでしょう。
アルトナー元社員の退職理由は?ブラックという評判は事実か?
地域希望が考慮される大手企業なのに、なぜアルトナーを辞めたいと考える人が多くいるのか?
それだけ社員数がいるのは選ばれてる証拠なのではないのか?
アルトナーの会社サイトでの説明を見ますと、入社時の研修体制やフォロー体制は比較的しっかりしている印象を受けるPR内容です。
今回、アルトナーを退職したいと考えたきっかけ・理由を、直近3年以内に転職した31人の元社員にWEBアンケートを行い、データを読み解いていきました。
アルトナーの元エンジニア社員の退職理由。転職を決意した3つのポイント。
実際にアルトナーを退職・転職した元社員61名を対象にWEBアンケートを実施したところ、アルトナーを退職したいと思った理由は以下の3つに集約されました。
- エンジニアとしてのキャリアアップを始めとしたサポートが一切ない。
- 給料がほとんど上がらず、一定のところで止まる。
- 景気が良くなってきて、メーカー企業の正社員採用で内定が貰えたから。
それぞれ細かく見ていきましょう。
なお、派遣エンジニアを辞め転職すべきか迷っているという方には「派遣エンジニアの辞め時は?タイミングと考え方、キャリアプランを解説。」のページで、現在のエンジニアの転職市場、派遣エンジニアをやみくもに続けてしまうことのデメリット、そしてやめ時について解説しています。

退職したい理由① エンジニアとしてのキャリアアップを始めとしたサポートがほぼない。
アルトナーを辞めたいと思う筆頭の理由として目立ったのが、
「研修期間が終わると自社(=アルトナー社)からのサポートや連絡がない。」
というものでした。
具体的に挙げていきますと、以下のような内容です。
- 配属先の地域希望は叶えてくれる。(現在取引がある派遣先の範囲内で)
- 派遣開始後は一切営業から連絡がなく、面談もない。
- キャリアアップやステップアップのことで話を持ちかけられることはない。
- 自社の他のエンジニア社員との関わりが一切ない。
- 自分の会社であるアルトナーのことをよく知らない。
あまり干渉があっても「派遣先と自社の業務の両立が辛い。」「自分のやりたいことと違うのに無理強いしてくる。」と言った不満が出ますが、
それにしてもこれほど干渉しない姿勢はポリシーのようなものを感じます。
この中で「辞めたい」と思われる部分としては「自分のキャリアアップができず不安」という点から来るようです。
エンジニアとして必要とされ続けるためには、当然のことながら技術面でレベルアップしていく必要があります。
年齢を重ねて40代になっているのに、ルーチンワークしかできないというようでは、派遣先の指揮命令者にも「指示が出しにくいおじさん」と思われ需要がなくなる日がきます。
それでも、派遣先の業務内容などはあまり選べず、営業マンを始め会社の人間が真剣にキャリアプランを考えてくれることがないということが原因のようです。
どのようなエンジニア派遣会社へ行っても、実際に営業と面談する機会というのは多くても月1回あるかないかと言ったところです。
しかし、自社内でのミーティングや連絡事項の共有会、勉強会といった自社との繋がりがあることが多いのですが、
アルトナーの場合は極端に少ない方針のようです。
辞めたい理由② 給料がなかなか上がらず、一定のところで止まる。
続いて、二つ目の理由として「給料が上がらない」というものが挙がりました。
中には「派遣中に時給が上がったはずなのに、営業からそのことを知らされなかった」というコメントもありました。
実際に私はあるエンジニア派遣会社で、エンジニア・営業・キャリアアドバイザーという3つの職種を経験しています。
双方の立場が分かるのでコメントしますと「どうしてもビジネスとして仕方ない時はある。」というのが本音です。
というのも辛辣なのですが、
「派遣元」と「エンジニア社員(正社員)」の関係は、雇用者とサラリーマンに過ぎません。
勿論、考慮はされるべきであり、会社は社員に対し、ちゃんとスキル・経験を身につけて活躍できるような配慮はすべきと思います。
一方で「自社に対し、自分が客かのように振舞っている」ようなコメントも少なからず見受けられまして、ちょっとそれは違うぞと思った次第です。
エンジニア派遣というのは、景気によっては「仕事がないから他地域行ってください」となる可能性が大いにあります。
辞めたい理由③ 景気が良くなってきて、メーカーへの転職が決まったから。
ここ2年ほど、アルトナー以外の会社でもよく聞くのが「メーカー企業への転職が決まった」というものです。
辞めたい理由自体は給料が低い、希望が聞いてもらえない、派遣という立場に不満、などなどあるわけですが、
思い切って転職活動をしてみたら、想像以上にメーカー企業から声を掛けてもらえたというケースが増加してきています。
実際、ここ5年ほどは景気が良くなる一方であり、メーカー企業の業績は非常にいい状態です。
景気がいい時というのは開発プロジェクト数が増加したり、新規事業への投資のために社員数増強を図ることが多いので、求人数は明らかに増加します。
このようなタイミングは、募集する企業側としても選考ハードルを下げる傾向にあるため、転職が比較的容易になります。
フォーラムエンジニアリングを始めとするエンジニア派遣会社から転職する場合、転職支援アドバイザーの在籍する転職サイト(エージェント)を利用することをお勧めします。
例年2〜3月というのは、転職活動を開始する絶好のタイミングです。
なぜなら、どの企業も年度末の3月に退職が増える傾向にあり、穴埋めのための中途採用募集が増加するからです。
各社とも穴埋めということもあり定数が決まっているので、転職活動スタートが早いほど地域や業種といった選択肢の幅を広く取ることができます。
アルトナーの派遣先からの引き抜き話は本当にある?
アルトナーへの入社面接時、採用担当者や面接官から、
「派遣先の企業側から”〇〇さんを中途採用で迎え入れたい”と言う声がかかることもある」
と説明されている方が多いようです。引き抜きのようなものです。

実際そのような引き抜き話はあるのかと言いますと、業界全体ではよくある話です。
派遣エンジニアとして派遣先で働くうちに高評価が得られ、あまり外注業者には任せたくないようなコア業務を任せたいとなると、このような声かけを頂けることが多いです。
引き抜き、と言うとちょっと人聞きが悪い感じがしますが、派遣会社側としてそれをOKとしているケースと、そうでないケースがあります。
- 派遣会社として引き抜き(転籍)をOKとしている場合、想定される年収のいくらかを料金としてもらうことでWin-Winにしているケース。
- 派遣会社としては引き抜き(転籍)をOKしておらず、無理に引き抜くと会社間の関係決裂に発展しかねないケース。
アルトナーの公式サイトにも掲載がある上、面接の場で「派遣先のメーカーから声が掛かるよ」と言っているのだとすれば、公にOKしているためパターン1とみて良いでしょう。
ただし、どうも派遣先に転職したと言うアンケート回答が相当に少ないのが気になります。
1年間にどの程度の人数が派遣先から声がかかり、転職が実現しているのかちょっと疑問です。
なお、アルトナーの他にも、アウトソーシングテクノロジーやVSNといったエンジニア派遣会社も、紹介料としてサービス料金を頂くことで引き抜きしても良いと言うサービスをやっています。
アルトナーへの入社を迷っている人、退職したい人へのアドバイス
あなたがアルトナーへの入社を判断する上で有益な情報や、退職したい理由に近い方のコメントはありましたでしょうか。
冒頭の「アルトナーを退職したいと思う3つの理由」でもお伝えした通り、アルトナーの元社員の方が退職を考えた理由としては「給料が低い」と言うことが挙げられます。
また、実際に景気がいいことから転職活動が上手くいきそうだと言うことを察知して、見事成功したと言うケースも多々あります。
もし転職してもいいなと思われるのであれば、現状は転職には悪くないタイミングです。
- 募集数が多い割に、転職希望者が不足している。
- 過去に採用できていたレベル・経験のあるエンジニアが採用できないため、選考ハードルを大きく下げている。
- 採用人数を増加させるために、前職より良い給与を提示するような方針をとっている。

世間では2020年に入り景況感の悪化が叫ばれていますが、直近数ヶ月での職種別の求人倍率を見てみると「技術系・エンジニア」の求人倍率は高倍率のままなのです。
上記の表を見ると右表最上段の「全体」は1.65倍に留まりますが、技術系は電気・機械系は2.65倍、IT系は6.64倍と圧倒的な差があることが分かります。
私が考える「エンジニア向け」オススメの転職方法
転職活動を始めるにあたり、新卒の頃と同じようにリストから自分で選んで応募!なんてやっていると途方も無い作業ですし、結局今と同じような後悔に苛まれかねません。
転職における企業選びでは、「転職エージェント」に登録して、エージェントのキャリアアドバイザーの方に転職先の相談をしてみるのがお勧めです。
(要は大学の就職課にいる相談員の、ガチなプロだと思えばOK。)
自分のスキル・経験・年齢などの条件から、どんなキャリアを歩むべきか、どうすれば実現できるかをアドバイスしてもらうことができ、
実際に応募したら採用される可能性がある求人募集中の企業を複数紹介してもらえます。
管理人・たいらの1度目の転職は「リクルートエージェント」を利用。
私が25歳の夏、初めての転職ではリクルートエージェントに登録しました。(当時は単なる求人サイトであるリクルートNEXTと勘違いしていた。)

身寄りのない土地で誰にも相談できず、藁をも掴むつもりでリクルートエージェントに登録・相談しましたが、結果としてこれは正解でした。
担当してくれたのは40歳くらいの女性アドバイザー。
姐さんって感じの頼れる系で、25歳くらいまでの第二新卒を担当しているとのことで、ピッタリだな〜と思った記憶があります。
「それ、世間ではパワハラだからね。当たり前だと思ったらダメだよ。」
と、グジグジ言ってた僕にビシッと言ってくれた救世主です。
リクルートエージェントは若手エンジニアだった自分にはとてもマッチしていました、が、2度目の転職で経験を積んだ自分は別エージェントである「メイテックネクスト」に相談して転職しました。
経験を積んだ30歳、2度目の転職は「メイテックネクスト」へ。
無事に転職先のエンジニア派遣会社で経験を積んだ僕は、
「ある特定分野の技術を活かした仕事に就き、さらに給料もアップさせたい」
と言う欲求を持っていました。
この時もリクルートエージェントには相談しに行ったのですが、理系出身ではないアドバイザーには話がイマイチ通じていなかったのか「募集がない」と。
そんなわけないだろ!と言う確信があって不満げにしていたところ、そのアドバイザーから紹介されたのが「エンジニア専門の転職エージェント」でした。
そこで調べたところ、専門エージェントの中でダントツ人気と言うのが「メイテックネクスト」でした。

メイテックネクストは電話面談で「どうかな?」と思ったのですが、自分と同じ、元・組み込み系エンジニアのアドバイザーが担当してくれたので話はスイスイ進みました。
結果、やっぱりあったんですよね。希望の職種の募集が!
「たいらさんの●●の経験は、こう押すと相手に刺さるからね。」と納得のアドバイス。
専門エージェントと言うだけあって、このメイテックネクストの配慮は非常にありがたかったですね。
更に、今の好景気による中途募集の増加はオリンピック前までだと思われるので、情報収拾目的であっても今すぐ転職の行動を起こす決断を勧めます!
自分に自信が持てず転職に不安だと言う人は、キャリアカウンセリングに頼ろう。
辛い状況では視野が狭くなってしまうもので、データがどうとか、向き不向きがどうとかという話が受け入れられなくなりがちです。
私にも、転職先で成果が上げられず追い詰められ、「自宅近くの町工場で組み立て作業の求人があったから応募しようか迷っている」とまで悩んでいた友人がいます。
追い詰められていると、知らず知らずのうちに極端で、危険な選択肢も考えてしまうもの。
もし皆さんが、今後の自分の人生や働き方に自信が持てない、不安で仕方ない、辛いという状況なのであれば、一度「キャリアカウンセリング」を受けてはいかがでしょうか。
キャリアカウンセリングはその名の通り、今後のキャリア・仕事選びについて、専門のアドバイザーに相談するということです。
これまで「キャリアに関する相談カウンセリング」というのは、ベテランビジネスマンのような方が主観的な経験則をもとに行っているケースが主流でした。
最近ではキャリア相談サービスを本格的な事業とする企業が出てきており、利用者への寄り添い方や、利用者の本当の願望や強みを見つけ出すカウンセリング・コーチング手法から絶大な人気を得ているサービスもあります。
例えば人気のサービスの代表格としては、「ポジウィルキャリア」というサービスがあります。

こういったキャリアカウンセリングは単なる相談だけでは終わらず、”ライ○ップ”のごとく「仕事・キャリアに関するプロのトレーナー」が、あなたのキャリアについて数ヶ月間にわたり寄り添い、導き、二人三脚で将来を考えてくれるサービスです。
何よりこれらのカウンセリングでは、「利害関係がない、第三者によるアドバイスが得られる貴重な存在」であることがミソです。
例として紹介したポジウィルキャリアでは、初回のみお試しで1時間ほどのカウンセリングが受けられます。よかったら当サイト内の【「ポジウィルキャリア」の評判と妥当性をエンジニア目線で解説】のページを参考にしてみてくださいね。
