派遣エンジニアになる

50代で派遣エンジニアに転職して、定年まで働くための成功法則。

管理人
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元派遣エンジニアで、現在は技術職の方向けのキャリアカウンセラーをしています、管理人のたいらです。

50代で転職というと突拍子もない大冒険に思えますが、実際は止むを得ず、転職を考える方というのは多くいらっしゃいます。

 

この記事は以下のような方、もしくはそれに近いご事情の方を対象として書いています。

  • 50代から派遣エンジニアへの転職を考えているという方
  • 50代で技術職・エンジニアとして働いているが、ご都合により転職を検討されている方

 

私がこれまで見てきた実例ですと、

「高齢になったご両親の看病・介護のため、急遽地元へ戻る必要が生じた」

「正社員であるものの転勤続きの現状に疲れ、転勤のない会社へ転職したい」

と言ったのっぴきならない転職理由の方が多いのが実態です。

ですが、中には前向きな野心家的思考をお持ちで、

「40代以降ずっとマネジャー職だったので、最後くらいプレーヤーとして技術にどっぷり浸かって働きたい」

「夢だったロボット業界で働いてみたい」

という、胸を打たれるような熱い情熱に触れることもしばしばありました。

この記事では、50代から派遣エンジニアとして働く上で覚えておきたい基本事項を、実例も交えて解説いたします。

 

<2019年9-10月:最新情報>

9-10月にかけては、転職活動を開始する穴場かつ絶好のタイミングです。

なぜなら、7月の賞与(ボーナス)支給後に退職しようとした人の多くは、業務の引き継ぎの都合で「半期の区切れである9月末」で退職することになるからです。

この9月末退職者の穴埋め求人が出ているのが、まさに9〜10月という時期です。

各社とも穴埋めということもあり定数が決まっているので、転職活動スタートが早いほど地域や業種といった選択肢の幅を広く取ることができます。

*専門職であるエンジニアの求人は「エンジニア専門の転職サイト」に多く集まりますので、まずは無料登録の上、専任のアドバイザーから「転職すべきかどうか?」のカウンセリングを受けてみると良いでしょう。

【実例で解説】50代から派遣エンジニアに転職するための志望動機

管理人
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実際に内定を獲得された、50代の技術者の志望動機をご紹介します。

「なるほど、こういう理由でも転職できるんだな」ということを実感してもらうことが、行動を起こす前には大事です。

 

以前エンジニア派遣会社で働いていた頃は、面接官として50代の技術者の方を面接することがしばしばありました。

実際問題、派遣だからって簡単に採用できるかというとそういうものではありません。

「入社したはいいものの、派遣先がない」ということになるのが最もまずいのです。

だから、志望動機の段階からしっかり見ています。

事例:終わりの見えない転勤生活、目の前に迫った肉親の介護から、転職を決断したRさん。

管理人
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組み込みエンジニアとして活躍されていたRさんは、転職を決断した時点で53歳でした。

新卒から30年、大手メーカーのグループ企業社員として勤務していましたが、その半分以上は転勤生活だったと言います。

 

元々Rさんのお勤め先の本社は、大都市と言える程度のとある政令指定都市にありました。

ですが実際にその本社技術部門で働いていた期間は数年であり、ほとんどは県外のグループ企業へ単身赴任で出向に出ていたそうです。

家族の希望もあり持ち家を購入したものの、実際にその自宅に帰ることは月に1〜2度。

50歳を目前にRさんのご両親に病気が見つかり、介護とまで言わないまでも、少なからず通院の付き添いや顔出しが増える状況にありました。

そこで会社へ願い出て本社勤務としてもらうことに成功したのですが、

「どうしても、関西のグループ企業にヘルプ出向して欲しい。期間は2年の予定。」

と、またしても、たったの一年で通達されました。

新卒入社以来30年働いてきた会社ではありますが、今回ばかりはもう無理と思えました。

断固断って、社内で負い目を感じながら働くことへの抵抗感も理由となって、Rさんはついに転職を決断されました。

50代で初めての転職活動となったRさんの転職先探し

50代から転職というと大変な気がしてしまいますが、Rさんの転職活動は想像以上にすんなり内定が出ました。

  1. Rさんの転職理由が明確であり、応募する企業が絞りやすかった。(=自宅から勤務可能で、通勤時間1.5時間以内)
  2. 組み込みエンジニアとしての保有スキルには自信があり、Python等、ここ最近の言語についても定期的に勉強していた。
  3. 景気が良くなり、中途採用が活発化しているタイミングだった。(具体的には2017年後半。今はもっといいです。)

転職先はとある大手エンジニア派遣会社で、どちらかと言えば「技術力重視」の会社です。

更に、技術力重視なだけでなく「ベテラン社員が少ない」という事情を持った企業でした。

このため、経験豊富なRさんは高待遇で迎え入れられ、年収はわずかに下がったものの700万円はキープできたと言います。

また、Rさんから入社後に感想をお聞きしたところ、

「面接の時点で、候補となる派遣先を数社教えてもらうことができ、単身赴任になる心配がしばらくないと分かった。」

「本当は車通勤できる派遣先が良かったのだけど、ちょうどいい距離で車通勤OKな派遣先がないということも知らせてもらえたので良かった。納得した上で入社したので問題なしです。」

以上のような話であり、最もポイントとしていた「自宅からの通勤」がついに叶うことになりました。

50代でメーカー正社員として転職することは可能か?

管理人
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そもそもエンジニア派遣ではなく、メーカーへ転職したいと思う方もいることでしょう。

 

なぜ管理人が派遣エンジニアをお勧めするのかということにもつながる話ですが、50代からエンジニアとしてメーカー正社員へ転職することは実情ハードルが高いです。

中途採用自体、基本的には将来の管理職候補を採用したいからという理由が大きいですし、業界・製品が違えば特有の知識を習得する時間も必要になります。

体力的にも、20代後半〜30代の方がありがたがられます。

単なる戦力不足という理由なら、それこそ派遣や委託といったOS利用を先に考えるでしょう。

ですが、中には「ある特定の知識・経験を有する人であれば、ぜひ採用したい」と考えているピンポイントな採用案件が存在することもあります。

50代ベテランエンジニアこそ採用されるピンポイント案件の具体例

ある大手モータメーカーでは、これまで事業の中核は「産業用モータ」とされていました。

しかし、同社の新規事業である自動車用モータ事業を成功させるために

「自動車業界経験のあるマネージャ層の中途採用」を大幅に実施することになりました。

今後、自動車業界においては「電気自動車」の普及が見込まれており、実際にトヨタ自動車や日産自動車といった国内カーメーカーからも部品供給の問い合わせがあったと言います。

実際のところ、自動車部品というのは大変な品質確保や安定供給能力が必要であり、業界知識ある管理職がいないことには立ち回らないことが目に見えていました。

そのため、この自動車向けモータ事業の「課長職」としての採用枠として、年齢不問での募集をかけたということなのです。

管理人
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このような事情の込み入ったピンポイント案件は転職サイトを見ても掲載されていないことが多く、自分で探していても見つかる可能性は低いです。

表に出さず、「非公開求人」として転職エージェントが保有していることが多い内容になりますので、いくつかのエージェントを訪ねて相談するのが得策と言えます。

 

案件数豊富なエージェント例・・

業界最大手の「リクルートエージェント」、エンジニア転職専門の「メイテックネクスト」、業界2番手の「doda」の同時登録がお勧めです。

50代で派遣エンジニアに転職して、クビになることはないのか?

50代で派遣エンジニアに転職して、いきなり会社側からクビを宣告されるということはそうないと思います。

ですが正直なところ、50代で管理者クラスも担当していたような方だと、派遣先からのウケはそんなに良くないです。

理由は主に以下の2つです。

  1. 募集のポジションでは、上司が30代のプロパー社員であることが多く指示が出しにくい。
  2. 経験豊富だと時給が高い。(本人の給料と連動していることがほとんどのため。)

さらに、50代というと上述のRさんのように持ち家があり、しかも郊外というケースが結構あります。

そうなった場合、派遣先がなく待機期間が数ヶ月に及ぶことが稀にあります。

当然採用する段階ではそれも見越して、どこに派遣できるか?を考えて採用していますが、それでも派遣先の都合に左右されてしまうものです。

その場合「クビです」とは言われずとも、

「単身赴任できませんか?」「条件を緩和して派遣先探しませんか?」と言った声かけをされてしまうことになります。

結構苦しい問題ですよね。

派遣会社から条件緩和をお願いされることのある項目の一例

  • 通勤時間の増加、通勤方法の変更。
  • 業務内容(工程の変更、希望しない業界・製品)
  • 給料(派遣エンジニアの給料は時給単価と結びついていますので、つまりは「派遣先に対する料金を値下げする」ということです。)
  • 最悪の場合、希望しない地域への転居・単身赴任。

50代で派遣エンジニアに転職して、定年まで安定して働くためのポイント。

仮に転職すると考えた場合、転職サイトのリストから自分で選んで応募!なんてやっていると途方も無い作業です。

50代からの転職の場合は「転職エージェント」に登録して、アドバイザーに転職先の相談するのがお勧めです。

自分のスキル・経験・年齢などの条件から、実際に応募したら採用される可能性がある企業を複数掲示してもらえます。

 

管理人
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私自身、40歳までに3度の転職をしていますが、初めの2回は転職エージェントに登録、相談して決めました。

 

管理人・たいらの1度目の転職は「リクルートエージェント」を利用。

私が25歳の夏、初めての転職ではリクルートエージェントに登録しました。(当時は単なる求人サイトであるリクルートNEXTと勘違いしていた。)

リクルートエージェント公式サイトより抜粋

身寄りのない土地で誰にも相談できず、藁をも掴むつもりでリクルートエージェントに登録・相談しましたが、結果としてこれは正解でした。

担当してくれたのは40歳くらいの女性アドバイザー。

姐さんって感じの頼れる系で、25歳くらいまでの第二新卒を担当しているとのことで、ピッタリだな〜と思った記憶があります。

「それ、世間ではパワハラだからね。当たり前だと思ったらダメだよ。」

と、グジグジ言ってた僕にビシッと言ってくれた救世主です。

リクルートエージェントは若手エンジニアだった自分にはとてもマッチしていました、が、2度目の転職で経験を積んだ自分は別エージェントであるメイテックネクストに相談して転職しました。

経験を積んだ30歳、2度目の転職は「メイテックネクスト」へ。

無事に転職先のエンジニア派遣会社で経験を積んだ僕は、

「ある特定分野の技術を活かした仕事に就き、さらに給料もアップさせたい」

と言う欲求を持っていました。

この時もリクルートエージェントには相談しに行ったのですが、理系出身ではないアドバイザーには話がイマイチ通じていなかったのか「募集がない」と。

そんなわけないだろ!と言う確信があって不満げにしていたところ、そのアドバイザーから紹介されたのが「エンジニア専門の転職エージェント」でした。

そこで調べたところ、専門エージェントの中でダントツ人気と言うのがメイテックネクストでした。

出典:メイテックネクスト 公式サイトより。

メイテックネクストは電話面談で「どうかな?」と思ったのですが、自分と同じ、元・組み込み系エンジニアのアドバイザーが担当してくれたので話はスイスイ進みました。

結果、やっぱりあったんですよね。希望の職種の募集が!

「たいらさんの●●の経験は、こう押すと相手に刺さるからね。」と納得のアドバイス。

専門エージェントと言うだけあって、このメイテックネクストの配慮は非常にありがたかったですね。

管理人
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リーマン・ショックからの景気回復もほぼ安定傾向に入り、40代後半以降は転職先が全く見つからないという時期は過ぎました。

更に、今の好景気による中途募集の増加はオリンピック前までだと思われるので、情報収拾目的であっても今すぐ転職の行動を起こす決断を勧めます!