「株式会社ミロク情報サービス」は、東証1部上場の独立系SIer企業です。
会計事務所と企業という、二つの市場を対象にした独特な事業方針を持っています。
このページでは、ミロク情報サービスの新卒・中途選考への応募を考えている方に向けて、技術社員(SE)からの評判・口コミをまとめました。
SI企業は大手からベンチャーまで多数存在しますが、SI業界のピラミッド構造(下請け構造)のせいもあり「どこも似たような企業に思えてしまう」というのが本音だと思います。
しかしながらコロナ禍以降のデジタルシフトの潮流によって、SI企業は「新しい技術の取り込みや、ユーザー企業が求めるトレンドの波に乗れているかどうか?」の岐路に立たされています。
企業研究を行う上で、実際に働いている技術職の社員や退職者の口コミは有意義な情報ですから、一通りチェックしておきましょう。
株式会社ミロク情報サービスの会社概要|どんな会社?
まずはじめに、『株式会社ミロク情報サービス』がどのような事業を行なっている会社かを振り返ります。
社名 | 株式会社ミロク情報サービス |
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設立 | 1977年11月2日 |
資本金 | 31億9,800万円 |
代表取締役社長 | 代表取締役社長 是枝 周樹 |
従業員数 | 連結:1,891人(2021年3月現在) |
本社 | 東京都新宿区四谷4-29-1 |
SIerという業種内で見ると、「独立系」に該当します。
ミロク情報サービスの特徴的な点は、税理士や公認会計士といった市場に特化し、8000以上もの会計事務所と取引をしているというところでしょう。
ミロク情報サービスの「社風」に対する評判
ミロク情報サービスに勤めた経験のある方に、「会社の社風に対してどう感じていたか?」についてアンケートをお願いしました。
社風というと漠然とした内容に感じますが、企業マインドは細かな事業方針や職場の雰囲気であったり、上司からの指示・指導にも影響を与える大事なポイントです。
細かくチェックしていきましょう。
仕事の面で言うと、一部上場していた頃は若干なあなあでぬるい感じがしていましたが、TIGの一員になってからは定量的な管理が徹底されています。
きちんと結果が得られるような仕事内容に前者的に変わってきている気がします。
昔ながらのSIerという感じでしたが、数年前から体質が変化しており、テレワーク推進やオフィス改善などにも力を入れて取り組んでいます。
同時期に組織改編や人事制度の変更もあり、年功序列から実力主義に変化してきています。
入社時にも練習しますので、研修後も継続して唱和は全力で行う必要があります。
常にそれらを実践することが重要だ、という文化です。
社風はトップダウンによる進め方なので、会社のやり方に賛同できる人には良いが、合わずに早くに退職してしまう人もいる。
法令遵守を理念で掲げているため、社内イベントに不参加でもあれこれ言われたりするわけではない。
社員どうしの仲もよく、特に横のつながりは非常に強い。
配属場所にもよると思うが基本的に風通しはよく、自分の意見も言いやすい風土ではある。
ただ、新卒入社1年目に対しては「上には絶対服従」というような教育をされる。2年目になると緩くなる。
ミロク情報サービスの「事業内容」に対する評判
次に、「事業内容について技術社員の目線でどう感じているか?」についてです。
まずは独立系のSIerということで、グループ内のシステム更改だけにとらわれない「事業の幅広さ、独自さ」に注目する方が多いのではないでしょうか。
実際に働く社員目線ではどう感じているのでしょうか?
評判・口コミを見ていきましょう。
昔からモバイル分野で稼いできたこともあり、そういう分野には強みがあるかもしれない。
事業の展望や経営に関するジャッジが素晴らしいのだと思う。
現在は会社規模を大きくしようとするのに躍起になっており、実績も出ている。
が、長い目で考えると不安。
上層部の退職も続き、何か問題があるのではと思ってしまった。
すでに信頼と実績がある取引先企業が多く存在するため、経営が突如不安定になるような自体は考えにくい。
その反面、大規模ゆえに企業文化の変革などはあまり望めなさそう。
ミロク情報サービスの「仕事内容と成長」に対する評判
続いて、ミロク情報サービスの「技術社員の仕事内容や、成長できる環境かどうか?」の評判について見ていきます。
技術者として実際に働く上で、
- どの工程を担当するのか?
- キャリアアップできるのかどうか?
この仕事内容に関しては最も着目するポイントでしょう。
現場ではSEからPL補佐のレベルまで経験を積むことができました。
そのため、常駐先でしか通用しないスキル・技術のみが蓄積され、エンジニアとしてのキャリアを考えると無駄な時間を過ごしているようにも感じていました。
ただ、働きがいを感じるまでに至るには複数の顧客を経験する必要があり時間を要する。
Salesforceを中心にクラウドサービスの技術を身につけて、それをPJで生かすことができます。
せっかく育てた優秀な人間ほど他の会社に転職してしまうのが残念。
客先常駐のプロジェクトが多く、お客様と話しながら仕事を進めていくため、折衝能力を磨く経験ができた。
ミロク情報サービスの「年収」に対する評判|給料、賞与・ボーナスは?
続いて、ミロク情報サービスの「年収」について見ていきます。
年収よりも働きがいや残業時間の面を優先する方も多くなってきた昨今ですが、エンジニアという引く手数多な職業である以上、待遇がいいのか悪いのかは気になるところです。
企業サイト内には年齢ごとのモデル年収の表記はなく、「400〜650万円程度」という幅を持たせた表記されています。
このモデル年収では、基本給・手当・賞与といった内訳や残業時間が記載されていません。
内訳や残業時間によって、働く上での受け取り方は大きく変わります。
(極端な話、残業100時間だったら割に合わないと感じるでしょう)
実際の口コミ評判を見ていくと、「(2019年ごろに)給与体系や人事評価制度に大きな変更があった」という内容が見られ、基本給のベースアップが図られているようです。
昇給の上がり幅は大きくなく、昇格しても思ったより基本給が上がらなかったです。
対して賞与は会社の業績が良いとかなりの額が支給されます。
好成績の社員には報奨金が支払われることもありました。
私のように客先常駐だと上司と会う機会は月に1回程度なので、振り返り面談でうまく伝えられないと評価されない。
役職がない社員にとっては他社より安いです。残業しない場合、400万円ももらえないことになります。
20代の人はそれで退職する方が多いように思います。
給与自体は業界平均並みではあると思う。ボーナスは基本給の割には出ているイメージ。
基本給の低さは気になるが、2年前くらいに新人事制度が導入されて新卒含め上がってきたように感じる。
数年前に年功序列から実力主義にシフトチェンジしています。優秀な社員はストレートに評価される雰囲気ではあると思います。
役職以外に等級が定められていて、基本給に反映される。
年齢による昇給は微々たるもの。基本的に残業代は支給される。
役職による年収推移は?(課長・部長など)
在職者と退職者の口コミを整理していくと、ミロク情報サービスの各役職における年収推移は以下のようになりそうです。
役職名 | 想定年収 |
役職なし(サブリーダー含) | 400〜550万円 |
リーダー | 500〜600万円 |
マネージャー | 600〜700万円 |
次長〜部長 | 700〜800万円 |
分かりやすくレンジが重ならないように記載しましたが、一概にこのレンジ内に収まらないパターンもあるようです。
例えば役職がなくとも、評価が高く経験年数を重ねている方であれば600万円近い給与も目指せるようです。
ミロク情報サービスの「残業・有給・働きやすさ」に対する評判
ミロク情報サービスの残業時間と有給休暇取得率については、企業サイトや各種転職サイトにて下記のように公表されています。
平均残業時間 | 約19時間/月(2019年度) |
有給休暇の平均取得日数 | 13.6日/年(2019年度) |
働き方改革に取り組んでいるということもアピールされており、平均残業時間が20時間程度というとSIerとしてはかなり残業削減が進んでいる印象を受けます。
また、月の残業時間が45時間を超える場合、所属長が理由書や改善書を提出する必要があるとのことで、残業削減には誠意的に取り組んでいる印象を受けます。
公表されている有給休暇取得率が、付与されたトータル日数に対する消化率のことなのか読み取れないのが少し残念です。
実際に勤務している方から見るとどのように感じているのでしょうか?
口コミを見ていきましょう。
自分は月40h程度で有給はあまり消化できませんでした。
忙しい部署は慢性的に忙しいので、ある程度は覚悟したほうが良いでしょう。
プライベートの予定でも、事前に伝えていれば取得は可能だと思う。
子育てをしている自分には大変ありがたく、朝子供を保育園に連れていく時間も融通が聞いたりするので気持ちの余裕も段違い。
自分は残業80時間近くから半分以下(30時間)になってきた。
ミロク情報サービスの「離職率と平均勤続年数」は?
長く勤めたい方にとっては、離職率と平均勤続年数が気になるところでしょう。
ミロク情報サービスの離職率と平均勤続年数は、企業サイトの採用ページにて公表されています。
- 離職率:約5%
- 平均勤続年数:全社平均13年
ちなみに厚生労働省が2019年に公表した雇用動向調査結果によると、SIerが属する「情報通信業」の離職率は9.6%とのこと。
ミロク情報サービスの離職率は5%以下ということですから、単純に考えれば業界平均より低く定着率が良いということが分かります。
後悔のない仕事選びをする上では、離職率より退職理由に着目すべきです。
例えば、仕事では上流工程よりもプログラミングを重視したいとして、退職理由に「開発は下請け任せなので技術力が身に付かなかった」という内容があれば、その企業は避けるべきですよね。
ミロク情報サービスを退職した理由は?
ミロク情報サービスを退職したエンジニア社員の口コミによると、退職した理由は大きく分けて以下の3点が多く挙げられています。
- 成長ができていないという不安・不満があった
- 同業他社と比較して給料が低いと感じていた
- 担当する業務の工程・内容に不満があった
SI業界で後悔せずに転職するために覚えておきたいこと
SI業界での転職を後悔しないために、いくつか覚えておいて欲しいことがあります。
それは以下の3つのポイントです。
- SI業界(Sier企業)は企業淘汰が始まっており2極化しつつある
- SI業界は年功序列が根強く、評価が良くても大きく年収が上がることはない
- 転職エージェントを使うなら、エンジニアのスキルやキャリアに詳しいエージェントを利用する
ポイント1.SI業界は企業淘汰が始まっており2極化しつつある
SI業界はDXの追い風を受けて業績好調と思いきや、実際のところは企業淘汰が始まっています。
足元の状況を見ても官公庁にまでクラウドが普及しているのが現実で、オンプレのシステムはどんどん減らされています。
例えば富士通を始めとして早くからクラウドに取り組んでいた企業は生き残れそうですが、従来の技術しか持たない会社は利益の出る仕事を既に取れなくなってきています。
まさに2極化といって差し支えない状況が生まれています。
大手だから安心ということは全くなく、クラウド、更にその先のITの進歩や、移り変わりが激しいトレンドにフィットしていける企業を選べているかがミソということです。
ポイント2.SI業界は年功序列が根強い。評価が良くても大きく年収が上がることはない
SI業界の給与体系が「年功序列」であることは、多くのエンジニア社員にとってモチベーションが下がる事実です。
基本的にはクライアントありきの仕事内容ですから、競合他社と変わらない仕事をしているのに全然給料が違うということはザラにあります。
安易な転職はおすすめできませんが、結局のところ給料を上げるには「今より給料テーブルが高い企業に転職する」というのが最も近道です。
高評価で頑張ってるのに年10万すら上がらないというのはよくあることですが、転職したら同じような仕事なのに年70万も給料が上がったというのもよくあることです。
ポイント3.転職エージェントを使うなら、エンジニアのスキルやキャリアに詳しいエージェントを選ぶ
エンジニアの仕事を詳しく知らないエージェントは選んではいけません。
- もっと経験が活かせる企業があったはずの人が、「とりあえず経験者がほしい」という程度の企業ばかり紹介された
- もっと高待遇で転職できたはずの人が、PRの仕方を知らないがためにそこまで給料を上げられなかった
ITエンジニアは引っ張りだこですので、転職するだけなら簡単に転職できます。
せっかく転職するなら、自分の経験を必要として高待遇で迎え入れたいという企業に選んで欲しいと思いませんか?
安易に「どこかで聞いたことがある転職エージェント」を使ってしまうと安売りされてしまう原因になります。
人材業界にはエンジニアの仕事のことをよく理解していて、顧客・求職者双方を上手くマッチさせてくれるエージェントも存在します。
エンジニアの仕事に詳しい転職エージェントを選ぶことは、転職での失敗を避ける基本だと覚えておきましょう。
エンジニアの仕事に詳しい転職エージェント
エンジニアの仕事に詳しい転職エージェントを使うことは、2つのメリットがあります。
- これまでの経験を活かすことができ、転職後に必要とされる企業を見つけられる
- 年収を始め、自分を採用するために好条件を出してくれる企業を見つけられる
必要とされることは単純に居心地がよく働きやすい環境と言えますし、どうせなら好条件を出すと言ってくれる企業に転職したいですよね。
そのためにはエンジニアの仕事に詳しく、企業が求める人物像や背景を理解でき、求職者の能力を正確に把握してくれるエージェントが必要です。
技術面に詳しく、求職者へも親身に対応してくれる転職エージェントとしては以下の2社が挙げられます。
1.レバテックキャリア
IT分野の皆さんは、まず第一選択として「レバテックキャリア」は登録するということで問題ないでしょう。
特に、年収アップとスキルアップを目的とした転職においては、豊富な知見をもとに強力な力になってくれるはずです。
年収アップした求職者が7割を超えているということで、30〜40歳ごろの「転職で失敗できない重要タイミング」の方にも多く選ばれています。
もちろん、エンジニア経験者であれば20代も歓迎されます。
- ITエンジニア経験者の転職支援に特化した専門エージェント
- 保有求人7000件以上のうち、8割以上が年収600万円以上の求人(登録者の77%が年収アップを達成した高実績がある)
- 大手IT・WEB系企業からスタートアップまで幅広い転職支援実績がある
※サービス対象エリアは、関東(東京・千葉・埼玉・神奈川)/関西(大阪・京都・兵庫・滋賀・奈良・和歌山)/九州(福岡)
※レバテックキャリアではエンジニア未経験者の求人は取り扱っていないのでご注意ください。
レバテックキャリア 公式サイト:
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全国区のエージェントだからこその案件数・カバー率に加え、エンジニアの仕事やトレンドに詳しいというバランスの良さがポイントです。
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