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キヤノンITソリューションズの技術職の年収は?給料・ボーナスを競合他社と比較

田牧
田牧
技術社員のキャリアアドバイザーをしている田牧です。

転職を検討しているエンジニアの方の中には、転職エージェントからキヤノンITソリューションズを紹介され、興味を持っている方もいるのではないでしょうか。

「キヤノンITソリューションズに応募しようと思っているけど、年収や賞与はどれくらいなんだろう?」

他のSIerと比べると、キヤノンITソリューションズはどれくらいの給与水準?」

「どれくらいの昇級ペースが見込めるの?」

このように、転職をするからには年収で損をしたくない、できれば年収アップが見込める会社に転職したいと考えるのは当然でしょう。

この記事では、IT業界に長く勤めている筆者が、キヤノンITソリューションズの「年収・賞与」について解説していきます。

口コミサイト数社の口コミ投稿や、キヤノンITソリューションズから公表されている採用情報、それに競合他社の年収データとも比較し、間違いのない転職活動ができるよう力になりたいと思います。

キヤノンITソリューションズの「モデル年収」は?公開されている採用情報から分かること

キヤノンITソリューションズのモデル年収は中途採用情報によると下記の通りです。

年齢経験年数年収月給
29歳3年490万円27万円
28歳・リーダー5年600万円44万円
35歳・マネージャー10年800万円年俸制

また、dodaの求人情報によれば2021年度のキヤノンITソリューションズの平均年収は「488万円」だそうです。

また、賞与・ボーナスに関しては明記されていませんでした。

基本給が251,600〜571,600円とありますので、賞与は基本給4ヶ月分/年ではないかと推測されます。

ところで、このモデル年収には残業時間が記載されていません。

内訳や残業時間によって、働く上での受け取り方は大きく変わります。

極端な話、残業100時間でこの年収だったら割に合わないと感じるでしょう。

キヤノンITソリューションズは正社員待遇ではあるものの客先常駐の割合はそれなりに高いので、常駐先によって残業時間が大きく変動し、給与も影響を受けることになります。

キヤノンITソリューションズの役職による年収推移は?(課長・部長など)

dodaに掲載されているキヤノンITソリューションズの各役職における年収推移は以下の通りです。

役職名想定年収
役職なし・28歳500万円
主任クラス・31歳636.7万円
課長クラス711万円

キヤノンITソリューションズの「賞与・ボーナス」は?

キヤノンITソリューションズの賞与・ボーナスは公表されていませんが、以下のクチコミを見つけることができました。

20代│インフラ│中途入社
20代│インフラ│中途入社
今までの実績では、基本給の1.74ヶ月分を夏冬で2回。合計3.5ヶ月分くらい。
どこの企業も同じかもしれないが、夏のボーナスは前年度の下期の実績なので昇級前の等級がベースとなるため、より少なくなる。

キヤノンITソリューションズの「実際の年収」は?クチコミサイトの情報を読み解く

では実際にキヤノンITソリューションズの年収はどの程度なのでしょうか?

『年収450万円(20代半ば・一般)』
20代│SE│新卒入社
20代│SE│新卒入社
内訳:基本給24万円・賞与96万円/年
賞与は出した成果によって差がつくものの、大半の社員が同じ評価を受けている気がします。
昇給についても大幅な昇給はなかなかないので、金銭面をモチベーションにすることは難しいと思います。
『年収530万円(30代半ば)』
30代│SE│新卒入社
30代│SE│新卒入社
内訳:基本給30万円・残業代4万円前後・賞与120万円/年
賞与は年々増加しており、2020年度では年間4ヶ月が基本。評価によりそれ以上支給されることもある。
『年収470万円(20代半ば・一般)』
20代│SE│新卒入社
20代│SE│新卒入社
基本給25万円、賞与100万円。
若手のうちはやるべき仕事さえこなしていれば、年1−2万円は基本給が上がる。
賞与は1回につき基本給2ヶ月分がもらえる。よっぽどいい成果を出したりしない限り、2ヶ月分から変動はない。
『年収570万円(30代)』
30代│SE│中途入社
30代│SE│中途入社
内訳:基本給29万円、賞与80万円
住宅手当なし。年収提示は月20時間の残業込みで説明される。
通勤手当は6ヶ月分を1回で振り込まれるので、毎月定期代を購入していると損をする。
『年収420万円(20代)』
30代│SE│新卒入社
30代│SE│新卒入社
内訳:基本給24万円、賞与96万円。
数年前に基本給がベースアップしたとのことだが、同業者と比べるとやはり少ない印象。
残業代で稼ごうとしても、現場によっては定時上がりが絶対のところもある。

キヤノンITソリューションズの「評価制度」に対する口コミ

20代│インフラ│中途入社
20代│インフラ│中途入社
現場に出ている社員は正当に評価がされておらず、本社やプライベートの時間を削って業務後に本社に顔を出すような人間が評価されていると感じる。
20代│インフラ│中途入社
20代│インフラ│中途入社
実力があれば若いうちからマネジャーを任されるなど、実力に応じた評価がされていた。
年功序列のようなこともなく、昇格に応じて給与も上がっていった。

キヤノンITソリューションズの年収をまとめると?

キヤノンITソリューションズの年収はモデル年収との乖離はほぼないものの、20代の間は年収が相場より低く、きつい思いをする可能性があります。

ただ、仕事というのは年収だけでなく、働きがいや成長によって総合的に判断されるべきでしょう。

年収以外の満足度や、派遣先選定に関する口コミをキヤノンITソリューションズの技術職からの評判は?口コミから転職すべきか調査のページで総合的に解説しています。

ぜひそちらもチェックしていただき、転職先選びの参考になればいいなと思います。

SI業界で後悔せずに転職するために覚えておきたいこと

SI業界での転職を後悔しないために、いくつか覚えておいて欲しいことがあります。

それは以下の3つのポイントです。

  1. SI業界(Sier企業)は企業淘汰が始まっており2極化しつつある
  2. SI業界は年功序列が根強く、評価が良くても大きく年収が上がることはない
  3. 転職エージェントを使うなら、エンジニアのスキルやキャリアに詳しいエージェントを利用する

1.SI業界は企業淘汰が始まっており2極化しつつある

SI業界はDXの追い風を受けて業績好調と思いきや、実際のところは企業淘汰が始まっています。

足元の状況を見ても官公庁にまでクラウドが普及しているのが現実で、オンプレのシステムはどんどん減らされています。

例えば富士通を始めとして早くからクラウドに取り組んでいた企業は生き残れそうですが、従来の技術しか持たない会社は利益の出る仕事を既に取れなくなってきています。

まさに2極化といって差し支えない状況が生まれています。

大手だから安心ということは全くなく、クラウド、更にその先のITの進歩や、移り変わりが激しいトレンドにフィットしていける企業を選べているかがミソということです。

2.SI業界は年功序列が根強い。評価が良くても大きく年収が上がることはない

SI業界の給与体系が「年功序列」であることは、多くのエンジニア社員にとってモチベーションが下がる事実です。

基本的にはクライアントありきの仕事内容ですから、競合他社と変わらない仕事をしているのに全然給料が違うということはザラにあります。

安易な転職はおすすめできませんが、結局のところ給料を上げるには「今より給料テーブルが高い企業に転職する」というのが最も近道です。

高評価で頑張ってるのに年10万すら上がらないというのはよくあることですが、転職したら同じような仕事なのに年70万も給料が上がったというのもよくあることです。

3.転職エージェントを使うなら、エンジニアのスキルやキャリアに詳しいエージェントを選ぶ

エンジニアの仕事を詳しく知らないエージェントは選んではいけません。

  • もっと経験が活かせる企業があったはずの人が、「とりあえず経験者がほしい」という程度の企業ばかり紹介された
  • もっと高待遇で転職できたはずの人が、PRの仕方を知らないがためにそこまで給料を上げられなかった

ITエンジニアは引っ張りだこですので、転職するだけなら簡単に転職できます。

せっかく転職するなら、自分の経験を必要として高待遇で迎え入れたいという企業に選んで欲しいと思いませんか?

安易に「どこかで聞いたことがある転職エージェント」を使ってしまうと安売りされてしまう原因になります。

人材業界にはエンジニアの仕事のことをよく理解していて、顧客・求職者双方を上手くマッチさせてくれるエージェントも存在します。

エンジニアの仕事に詳しい転職エージェントを選ぶことは、転職での失敗を避ける基本だと覚えておきましょう。

エンジニアの仕事に詳しい転職エージェント

エンジニアの仕事に詳しい転職エージェントを使うことは、2つのメリットがあります。

  1. これまでの経験を活かすことができ、転職後に必要とされる企業を見つけられる
  2. 年収を始め、自分を採用するために好条件を出してくれる企業を見つけられる

必要とされることは単純に居心地がよく働きやすい環境と言えますし、どうせなら好条件を出すと言ってくれる企業に転職したいですよね。

そのためにはエンジニアの仕事に詳しく、企業が求める人物像や背景を理解でき、求職者の能力を正確に把握してくれるエージェントが必要です。

技術面に詳しく、求職者へも親身に対応してくれる転職エージェントとしては以下の2社が挙げられます。

1.レバテックキャリア

IT分野の皆さんは、まず第一選択としてレバテックキャリアは登録するということで問題ないでしょう。

特に、年収アップとスキルアップを目的とした転職においては、豊富な知見をもとに強力な力になってくれるはずです。

年収アップした求職者が7割を超えているということで、30〜40歳ごろの「転職で失敗できない重要タイミング」の方にも多く選ばれています。

もちろん、エンジニア経験者であれば20代も歓迎されます。

特徴とメリット
  1. ITエンジニア経験者の転職支援に特化した専門エージェント
  2. 保有求人7000件以上のうち、8割以上が年収600万円以上の求人(登録者の77%が年収アップを達成した高実績がある)
  3. 大手IT・WEB系企業からスタートアップまで幅広い転職支援実績がある

※サービス対象エリアは、関東(東京・千葉・埼玉・神奈川)/関西(大阪・京都・兵庫・滋賀・奈良・和歌山)/九州(福岡)/東海(愛知)

※レバテックキャリアではエンジニア未経験者の求人は取り扱っていないのでご注意ください。

”レバテックキャリア”
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レバテックキャリア 公式サイト:

https://career.levtech.jp/

参考ページ

レバテックキャリアの評判について別ページで解説していますので、エージェント選びの参考にあわせてお読みください。

2.マイナビITエージェント

新卒採用で有名な「マイナビ」ですが、実はITエンジニアの転職に特化したサービスを展開しています。

全国区のエージェントだからこその案件数・カバー率に加え、エンジニアの仕事やトレンドに詳しいというバランスの良さがポイントです。

転職サポートに登録して最初の面談では、「あれもこれも紹介されても納得感がないと思うので、本当にマッチしている企業を10社だけ紹介させてください」という分かりやすいスタンスで接してくれるのも魅力です。

特徴とメリット
  1. IT・Web業界のエンジニアを専門とする転職エージェント
  2. 技術トレンドの変化を早期にキャッチしており、的確なキャリアアドバイスが得られる
  3. 「大手からスタートアップ」「SierからWeb」「派遣・SESから正社員」と言った、キャリアチェンジでのサポート実績が豊富

マイナビIT AGENTは求人企業の性質上、関東・関西・名古屋といった都市部での転職サポートを専門としています。

”マイナビIT AGENT”
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マイナビITエージェント公式サイト:

https://mynavi-agent.jp/it/

参考ページ

マイナビITエージェントの評判について別ページで解説していますので、エージェント選びの参考にあわせてお読みください。