防衛産業や軍事機器を扱うメーカーへ転職したいと思っていませんか?
エンジニア向けの転職情報というのはなかなか集約されていないので、このページでまとめてみました。
防衛産業・軍事機器業界の基礎知識
防衛産業・軍事機器業界では、三菱重工業や川崎重工業などが軍用機や潜水艦などの開発、生産を取りまとめて防衛省に納入しています。
その他、レーダーなどの電子機器や自動警戒システムでも独自技術を持つメーカーは多いです。
武器輸出3原則の大幅緩和で国際共同開発に道筋が開かれたものの、海外軍需大手の売上高と日本の大手との差は大きいのが実情です。
防衛産業・軍事機器業界の基礎知識
老朽化が進む航空自衛隊の主力戦闘機「F2」は後継機の選定が始まっています。
米・ロッキード・マーチンが三菱重工業との共同開発を視野に入れており、米・ボーイングも「F15」の実績をアピールして日本企業との共同開発を模索しています。
前回の大型商談だった「F4」の後継機にはステルス性が評価されたロッキードの「F35」が決まったが、三菱重工による最終組み立てと整備という生産形態は日本企業への恩恵が薄いというのが本音です。
ステルス実証機「X2」に続く純国産機の開発にも期待が集まっています。
大型装備品の輸出で期待されるのは、川崎重工業の対潜水艦哨戒機「P1」や、次期輸送機「C2」です。
防衛産業・軍需機器(装備品)業界のメーカー
ロッキード・マーチン「F35」への部品供給メーカー関係
- 三菱重工業・・・F35の最終組み立てを担当。戦闘機から潜水艦、ミサイルと、陸海空の各製品を網羅する。
- 三菱電機・・・F35のレーダー装置部品を供給。三菱重工業と川崎重工業に対しては、感染や戦闘機用ミサイル、レーダーシステムなどを供給。
- IHI・・・F35のエンジン部品を供給。戦闘機用エンジンを国内で唯一設計、生産している。
三菱重工業・川崎重工業を窓口とした防衛産業メーカー
NEC・・・軍需機器として、自動警戒完成など作戦系システムが得意分野。
東芝・・・軍需機器として、レーダーシステムや地対空ミサイルが主力製品。
富士通・・・軍事防衛施設向けの通信機器・システムに強みがある。
IHI・・・川崎重工業製の哨戒機「P1」のエンジンを供給。
ジャパン マリンユナイテッド・・・護衛艦や掃海艇で抜きん出た実力がある。
三井造船・・・護衛艦を製造。
コマツ・・・建設機器で有名なメーカーであるが、防衛産業としてはキャタピラ式装甲車や対戦車砲弾を生産。
新明和工業・・・水陸両用の救難飛行艇を国内で唯一生産している。
豊和工業・・・銃や追撃砲を設計、製造。
日本製鋼所・・・戦車や鑑定の砲身に強み。
参考データ
日本航空宇宙工業会
日本防衛装備工業会(JADI)