私自身が過去2社のエンジニア派遣会社を経験しているせいか、「エンジニア派遣会社を辞めたい」と考える人の気持ちは非常に興味関心が湧きます。
- パーソルテクノロジースタッフを辞めたい
- 入社前に考えていたのと違って辛い
ネット上の口コミを見ていると「パーソルテクノロジースタッフを辞めたい」という書き込みをちらほら見かけます。
結論から言いますと、パーソルテクノロジースタッフに限らず「違和感を感じるレベルなら、エンジニア派遣は早々に退職したほうが良い」と言わざるを得ません。
実際、ご覧になっている皆さん自身が一番、気がついているのではないでしょうか?
「自分はこのままキャリアアップができないまま、一生評価業務で使い潰されてしまうのではないか?」
「こんなに給料が上がらないことってあるだろうか?」
「なぜ地域や業界の希望を聞いてもらえないのだろう?」
それは、エンジニアの転職活動では「エンジニアの転職を専門とする転職エージェント」を活用することです。
特に、メーカー企業への転職を専門とする「メイテックネクスト」と、ソフト・ITインフラ・Webエンジニアの転職に特化した「マイナビITエージェント」。
この2社は、エンジニア職の転職活動で必ず登録すべきエージェントです。
知名度は大手のリクルートやパソナほど高くないため知らない方もいることでしょう。
実際のところ、頻繁にテレビCMが放送されている総合型の転職サイトでは、「採用人数が多く、内定が出やすいエンジニア派遣会社」を紹介されるケースが多く、エンジニア職の求職者からは不満を買っています。
- メーカーやIT企業のエンジニア転職のみに特化している。
- 支援してくれるアドバイザーが、大手と異なり各技術分野のスキルや職務内容、業界の内情に詳しい。
- 客先常駐や派遣をメインビジネスとする企業は紹介されにくい。
ですので、エンジニア職を熟知したアドバイザーが多く在籍する「メイテックネクスト」や「マイナビITエージェント」のような、エンジニア向けに特化した転職エージェントを活用することが大事です。
「景気が悪いと思われているせいか、求人への応募が激減している。採用人数が充足せず、業界全体でひどい人手不足だからなんとかして欲しい。」
とのことでした。
◆メーカー転職案件に強い「メイテックネクスト」

- メーカー企業の技術職・エンジニアの中途採用が専門
- ものづくり分野だけでなく、メーカー企業内でのIT分野の求人も強い(社内SE・ソフト・ITインフラ)
- 大手エージェントより、親身で丁寧な対応のアドバイザーが多い
- IT・Web業界のエンジニア・クリエイターを専門とするエージェント
- 技術トレンドの変化を早期にキャッチしており、的確なキャリアアドバイスが得られる
- 「大手からスタートアップ」「SierからWeb」「派遣・SESから正社員」と言った、キャリアチェンジでのサポート実績が豊富
「パーソルテクノロジースタッフを辞めたい」と考えながら、長期間働き続けたエンジニアの末路とは?
実際に私がキャリアアドバイザーとして相談を受けた方の中から、「早期に転職活動に踏み切るべきだった」一つのケースを紹介します。
情報系の私立大学を卒業後に、2011年に新卒でとあるエンジニア派遣会社へ入社したRさん。
Rさんは大学時代、情報系の学科でプログラミングを始めとするIT基礎知識を学びました。
就職活動にあまり乗り気になれず、スタートした時期も遅かったRさん。
「とりあえず内定が決まればどこでもいい」
そんなスタンスで就職活動をしていました。
就活サイトで理系技術職のリストの上の方に掲載されていた企業に、なんとなく応募し、結果として2度の面接で早々に内定が出た「エンジニア派遣会社」へ入社しました。
新人研修を経て、最初に派遣された複合機メーカーではソフト評価チームに配属されました。
派遣元の上司からは「評価担当からスタートするのは普通のこと」と説明を受けましたが、
結局5年間、一切プログラミングをすることなく過ごすこととなりました。
ソフトウェア分野のエンジニアとして入社したのに、流石におかしいのではないか?
そう思い、上司や営業担当にも他の派遣先でプログラミングを経験したいということを伝えたこともあります。
しかし、
「今はまだ時期ではない」
「後輩の指導をすることも大事な経験だから」
そういった言葉で引き伸ばされ、結局5年間を評価担当として過ごしてしまったと言います。
これが大きなきっかけとなり、
「俺の成長なんて、会社は考えていないのではないか?」と、会社への不信感を持つようになったと言います。
エンジニア派遣会社の多くは「成長できる」「いろいろな派遣先で自分の本当にやりたい仕事を見つけられる」といった謳い文句で、積極的な採用活動をしています。
ですが入社後は、「派遣先を変えたい」という本人の希望を平気で無視する派遣会社が数多く存在します。
その理由は、派遣先の顧客の都合だったり、担当営業の売上ノルマ達成のためだったりと様々です。
いずれにせよ言えるのは「キャリアを大事にできないまま働き続けることで、取り返しのつかない年齢になってしまう派遣エンジニアは多い」ということです。
会社を辞めたいと考え始めたもう一つの理由は「上がらない給料」
「会社は俺の成長なんて考えてくれていないんじゃないか?」
そういう不信感だけでなく、もう一つおかしさを感じ始めていました。
それは給料です。
というのも、自分の年収は新卒時代から10万円しか昇級しておらず、先輩や上司のおよその年収も聞くうちに「殆ど給料が上がる見込みがない」という事実に直面したのです。
29歳になったRさんの年収はいまだに300万円代前半、このまま我慢しても大きくは昇給しそうにないと悟り、Rさんはいよいよ転職活動を開始しました。
転職しようにも、長く働きすぎたツケが転職活動にも影響した。
結論を先に言ってしまうと、Rさんは早々に勤めていたエンジニア派遣会社を退職し、中古車ディーラーの「営業職」に転身しました。
というのも、当初はエンジニア職のままメーカー企業に転職することを目標としていたのですが、転職サイトからどれだけメーカー企業に応募しても、面接にたどり着くことがなかったのです。
2週間ほどで嫌気がさし、結果として「エンジニアとして経歴が終わっているのだ」と考え、とにかく転職せねばという気持ちで営業職に応募したのです。
ですが、慣れない体育会系の職場、週次で管理される売上ノルマに馴染むことができず、Rさんは1ヶ月ほどで「完全に間違った選択だった」「エンジニアとして転職して努力することを、もっと真剣に考えるべきだった」と気がついたと言います。
辞めた理由:景気が良くなってきて、メーカー企業の正社員採用で内定が貰えたから
ここ2年ほど、パーソルテクノロジースタッフ以外の会社でもよく聞くのが「メーカー企業への転職が決まった」というものです。
辞めたい理由自体は給料が低い、希望が聞いてもらえない、派遣という立場に不満、などなどあるわけですが、
思い切って転職活動をしてみたら、想像以上にメーカー企業から声を掛けてもらえたというケースが増加してきています。
実際、ここ5年ほどは景気が良くなる一方であり、メーカー企業の業績は非常にいい状態です。
景気がいい時というのは開発プロジェクト数が増加したり、新規事業への投資のために社員数増強を図ることが多いので、求人数は明らかに増加します。
パーソルテクノロジースタッフを辞めたい人へのアドバイス
あなたがパーソルテクノロジースタッフを辞めたいと思う理由に近いものはありましたでしょうか。
冒頭の「パーソルテクノロジースタッフを辞めたいと思う3つの理由」でもお伝えした通り、
パーソルテクノロジースタッフの元社員の方が退職を考えた理由としては「キャリアに対するサポート意識が少なく放置気味」「これでは有期雇用の登録型スタッフと大して差がない」と言うことが挙げられます。
実際、同業のメイテックにしろ、アルプス技研、VSNにしろ、特に若い社員を中心としたボトムラインはもう少しマシなサポート体制で雇用されています。
また、実際に景気がいいことから転職活動が上手くいきそうだと言うことを察知して、見事成功したと言うケースも多々あります。
もし転職してもいいなと思われるのであれば、この2年ほどは転職にはとてもいいタイミングです。
エンジニア職の転職活動が成功している背景
- 求人募集数が多い割に、転職希望者が不足している。
- 過去に採用できていたレベル・経験のあるエンジニアが採用できないため、選考ハードルを大きく下げている。
- 採用人数を増加させるために、前職より良い給与を提示するような方針をとっている。
上記のようにレベルを下げている企業は多く、2019年現在、大手〜中小まで様々なメーカー企業の中途募集が活発化しています。
とは言え、リストから自分で選んで応募!なんてやっていると途方も無い作業です。
この場合、転職エージェントに登録して、アドバイザーに転職先の相談をしてみるのがお勧めです。
自分のスキル・経験・年齢などの条件から、実際に応募したら採用される可能性がある企業を複数掲示してもらえます。
エンジニア個人個人にあった転職先の探し方

特に転職が初めて〜2回目までの場合、なるべく効率よく、失敗のない転職活動を進めるためにも「転職エージェント」の活用をお薦めします。
あなたのエンジニアとしての経験年数、携わっていた製品、どんなチーム体制の中でどんなポジションで仕事をしていたのか?などなど、
募集をかけている企業側としても
「これはマスト条件として経験していて欲しい」
「これは出来ればレベルでOK、もしくは不要」
と言う採用フィルターとも言うべき条件がいくつも設けられています。
この採用条件は、求職者が見れる「求人票」には明確には掲載されていないことがほとんどです。
面接になっても、面接官の口からはいちいち明らかにされないでしょう。
先に条件があるなら明示しておいて欲しいなと思うところですよね、せっかく時間をかけて書いた履歴書なのに、見込みのない企業に送って落とされる、こんなに面倒で悔しいことはないです。
(新卒の就活を思い出してください。履歴書何枚書きましたか?)
「転職エージェント」としては、各企業がいったいどんな人を求めて、条件をどのように設定しているのかと言う細かい求人情報を把握しているので、
「応募して採用の見込みのある企業」や「自分とマッチしている企業」を候補として正確に挙げてくれると言う役割をしています。
パーソルテクノロジースタッフを退職・転職する際のポイントは?
新卒時代の就活と異なり、転職の場合は「転職エージェント」に登録して、アドバイザーに転職先の相談するのが基本です。
転職エージェントでは、自分のスキル・経験・年齢などの条件から、実際に応募したら採用される可能性がある企業を複数掲示してもらえます。
管理人・たいらの1度目の転職は「リクルートエージェント」を利用。
私が25歳の夏、初めての転職では就職Shopに登録しました。

正直、転職活動を始めるまでこんな気持ち↓でいっぱいでした。
3年持たずに辞めるなんて、結局ブラック企業しか紹介されないんじゃないか?
”転職エージェント”と言う言葉の響き自体、経験者向けっぽくて腰が引けてしまう。
身寄りのない土地で誰にも相談できず、「もう無理だ」と思って手当たり次第にいくつかの転職サイトに登録した覚えがあります。
その中でも、第二新卒やフリーター出身の若年層をサポートしている「就職Shop」は自分にぴったりでした。

担当してくれたのは40歳くらいの女性アドバイザー。
姐さんって感じの頼れる系で、25歳くらいまでの第二新卒を担当しているとのこと。
面談に行ったオフィスでは自分以外の若手社会人ともすれ違いました。
意を決して「上司の圧と、言葉遣いに耐えられない」と言う旨を説明したところ、
「それ、世間ではパワハラだからね。当たり前だと思ったらダメだよ。」
と、グジグジ言ってた僕にビシッと言ってくれた救世主です。
身寄りのない土地で誰にも相談できず、藁をも掴むつもりで就職Shopに登録・相談しましたが、結果としてこれは正解でした。
経験を積んだ30歳、2度目の転職は「メイテックネクスト」へ。
無事に転職先のエンジニア派遣会社で経験を積んだ僕は、
「ある特定分野の技術を活かした仕事に就き、さらに給料もアップさせたい」
と言う欲求を持っていました。
この時はリクルートエージェントとパソナに相談しに行ったのですが、理系出身ではないアドバイザーには話がイマイチ通じていなかったのか「募集がない」と。
そんなわけないだろ!と言う確信があって不満げにしていたところ、そのアドバイザーから紹介されたのが「エンジニア専門の転職エージェント」でした。
そこで調べたところ、専門エージェントの中でダントツ人気と言うのが「メイテックネクスト」でした。

メイテックネクストは電話面談で「どうかな?」と思ったのですが、自分と同じ、元・組み込み系エンジニアのアドバイザーが担当してくれたので話はスイスイ進みました。
結果、やっぱりあったんですよね。希望の職種の募集が!
「たいらさんの●●の経験は、こう押すと相手に刺さるからね。」と納得のアドバイス。
専門エージェントと言うだけあって、このメイテックネクストの配慮は非常にありがたかったですね。
転職するしないは最終的に皆さんの意思次第ですが、今のような中途募集の増加は好景気が収束するオリンピック前までだと思われますので、情報収拾目的であっても早期に転職の行動を起こすことを勧めます!
エンジニアの転職において推奨する転職エージェント
リクルートエージェント(未経験〜3年程度):https://www.ss-shop.jp
メイテックネクスト(3年以上の経験) :https://www.m-next.jp/
自分に自信が持てず転職に不安だと言う人は、キャリアカウンセリングに行こう。
辛い状況では視野が狭くなってしまうもので、データがどうとか、向き不向きがどうとかという話が受け入れられなくなりがちです。
私にも、転職先で成果が上げられず追い詰められ、「自宅近くの町工場で組み立て作業の求人があったから応募しようか迷っている」とまで悩んでいた友人がいます。
追い詰められていると、知らず知らずのうちに極端で、危険な選択肢も考えてしまうもの。
もし皆さんが、今後の自分の人生や働き方に自信が持てない、不安で仕方ない、辛いという状況なのであれば、一度「キャリアカウンセリング」を受けてはいかがでしょうか。
キャリアカウンセリングはその名の通り、今後のキャリア・仕事選びについて、専門のアドバイザーに相談するということです。
これまで「キャリアに関する相談カウンセリング」というのは、ベテランビジネスマンのような方が主観的な経験則をもとに行っているケースが主流でした。
最近ではキャリア相談サービスを本格的な事業とする企業が出てきており、利用者への寄り添い方や、利用者の本当の願望や強みを見つけ出すカウンセリング・コーチング手法から絶大な人気を得ているサービスもあります。
例えば人気のサービスの代表格としては、「ポジウィルキャリア」というサービスがあります。

こういったキャリアカウンセリングは単なる相談だけでは終わらず、”ライ○ップ”のごとく「仕事・キャリアに関するプロのトレーナー」が、あなたのキャリアについて数ヶ月間にわたり寄り添い、導き、二人三脚で将来を考えてくれるサービスです。
何よりこれらのカウンセリングでは、「利害関係がない、第三者によるアドバイスが得られる貴重な存在」であることがミソです。

例として紹介したポジウィルキャリアでは、初回のみお試しで1時間ほどのカウンセリングが受けられます。よかったら当サイト内の【「ポジウィルキャリア」の評判と妥当性をエンジニア目線で解説】のページを参考にしてみてくださいね。
